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ジェムソン2026販売実績|世界減少と米国外9%増の内訳

ジェムソンの2025/26年度は前年3%増から出荷ベースの純売上が一桁台前半の減少に。米国在庫調整の影響、米国外9%増とインド二桁成長、ブラック・バレルや栗樽版の伸び、日本の売り場での仕入れの考え方まで整理します。

本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。 掲載している商品の価格・在庫は変動するため、最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

この記事で紹介した銘柄:カネマラ シングルモルト・レッドブレスト 12年 価格と購入先へ ↓

前年度からの変化:3%増から減少へ、伸びた市場と銘柄

Irish Distillersの発表によると、ジェムソンの世界純売上は、前年度の2024/25年度に前年比3%増でした。ペルノ・リカールの発表によると、続く2025/26年度(2026年6月30日まで)はメーカーの純売上が一桁台前半の減少に転じています。2年続けて見ると、伸びていたブランドが1年で減少に変わったことになります。

ここでいう純売上は、メーカーが卸や流通に出荷した分の売上金額です。流通在庫の積み増しや取り崩しの影響を受けるため、店頭やバーで消費者が買った量(実売)とは別の指標です。ペルノ・リカールは2025/26年度の発表で、米国での在庫調整の影響を明記しています。メーカー純売上の減少から、消費者の購入量がそのまま減ったとまでは言えません。中身も一様ではなく、伸びた市場と伸びた銘柄があり、それを上回る落ち込みがあった構図です。

時系列で見る前年度からの変化

時期出来事・数字読み方の注意
2022年世界販売数量1,040万ケース2022年の数量
2023/24年度世界販売数量1,070万ケース(9リットル換算)ペルノ・リカールの2024/25年度資料
2024/25年度世界販売数量1,120万ケース(9リットル換算)ペルノ・リカールの2024/25年度資料。確認できた最新のケース数
2024/25年度世界純売上が前年比3%増比較の基準になる前年度
2025年7月末ジェムソン スタンダードの新ボトルデザインを世界各地へ順次展開2025/26年度の初めに重なる出来事。販売実績との因果関係は発表に無い
2025/26年度メーカーの世界純売上は一桁台前半の減少出荷ベースの金額。Irish Distillersの全製品合計は4%減。ケース数は確認した資料では示されていない
2025/26年度米国外の純売上は9%増ペルノ・リカールは「米国外で一桁台後半の成長」と表現
2025/26年度インドが販売数量で世界第2位の市場インドは二桁成長。正確な百分率は非公表

米国外が9%伸びたのにメーカーの純売上が世界全体で減ったということは、計算上は米国の落ち込みが全体を押し下げたことになります。ただし、米国の数字には流通在庫の調整が含まれているため、米国の消費者の需要がそれだけ減ったという意味にはなりません。米国単独の減少率は、ここで挙げた発表には示されていません。米国外の成長を支えた市場の代表例がインドです。Irish Distillersは同年度のインドを販売数量で世界第2位の市場と位置づけており、ペルノ・リカールはインドでのジェムソンの成長を二桁と発表しています。

全体が減るなかで伸びた上位ライン

  • ジェムソン ブラック・バレル:世界純売上が前年度を上回った(Irish Distillers)
  • ジェムソン トリプル トリプル 栗樽版:世界純売上が前年比二桁増。新しい市場への発売拡大が寄与(Irish Distillers)

ブランド全体のメーカー純売上が減るなかで、スタンダードより上の価格帯にある2品が伸びたことが発表から読み取れます。Irish Distillersは、栗樽版の二桁増には新しい市場への発売拡大が寄与したと説明しています。既存の販売地域での売れ行きや、日本での需要の伸びを示す数字ではありません。トリプル トリプルは日本でも全国流通しており、仕様は第2章、出荷時期は第3章で扱います。

日本の売り場・カウンターでの置き換え方

2025/26年度の日本単独の販売額と販売数量は公表が確認できていません。世界で減ったのはメーカーの出荷ベースの純売上であり、日本の店頭での需要が減ったことを示す数字ではありません。仕入れの判断は、次のように条件ごとに分けると整理しやすくなります。

  • 定番の回転を守りたい店:スタンダードを軸に据えます。ハイボールの基酒として扱いやすい定番品です(製法は次章)。店頭価格は 1,837円前後(2026年10月16日時点) が目安です。
  • 単価を上げたい店:トリプル トリプルを、スタンダードの一段上の提案として並べます。世界で純売上が伸びた銘柄であり、栗樽という分かりやすい違いを説明できます。店頭価格の目安は 1,837円前後(2026年10月16日時点) です。
  • 熟成感で選ぶ客が多いバー:ブラック・バレルを加えます。上位ラインのなかで世界の売上が前年度を上回った銘柄です。ペルノ・リカール・ジャパンが日本で展開する商品の一つですが、価格は確認できていないため、取引先の商品情報と輸入者表示を確かめたうえで検討します(第3章参照)。
  • インドなど海外の知人への贈り物:インドはジェムソンが広く飲まれている市場です。贈る相手が日常的に目にするスタンダードより、日本向け仕様のトリプル トリプルのほうが違いが伝わります。

価格の扱いは第3章の表を参照してください。

販売数量の最新値を探すときの注意:「世界1,040万ケース」は2022年の数量です。ペルノ・リカールの2024/25年度資料には、ジェムソンの販売数量が2023/24年度1,070万ケース、2024/25年度1,120万ケース(いずれも9リットル換算)と掲載されています。一方、2025/26年度の発表は増減率で示されており、確認した資料の範囲ではケース数は示されていません。古い数量を2026年の実績として引用しないでください。同じく、2022年の発表にあった新しいミドルトン蒸溜所の2025年稼働は当時の予定で、稼働したことは確認できていません。

製法から読む、伸びた上位ラインとスタンダードの違い

ウイスキーのイメージ写真

ジェムソン公式によると、ジェムソン スタンダードはポットスチル原酒とグレーン原酒を合わせたブレンデッド・アイリッシュウイスキーで、3回蒸留し、オーク樽で4年以上熟成します。ここでは、その製法の各工程が何を意味するかを整理し、世界で伸びたトリプル トリプルとの違いがどこから生まれるのかを説明します。

原料と蒸留:2種類の原酒の役割

ポットスチル原酒には、麦芽と未発芽大麦を使います。未発芽大麦とは、発芽させずに乾燥させただけの大麦のことです。アイリッシュウイスキーの地理的表示の技術ファイル(産地呼称の製法要件を定めた文書)は、アイリッシュ・ポットスチルウイスキーの穀物配合を、麦芽30%以上、未発芽大麦30%以上、その他の穀物5%以下と定めています。アイリッシュウイスキー全般には、アイルランド共和国または北アイルランドで、木樽により3年以上熟成するという最低要件があります。対して、スコッチウイスキー規則(SWR 2009)のシングルモルトは、麦芽100%を原料に単一の蒸溜所で単式蒸留器(ポットスチル)により蒸留したものです。未発芽大麦を配合の柱に据える点が、両者の法的な定義の違いです。

未発芽大麦はβ-アミラーゼを含むものの、発芽で生じるα-アミラーゼなどが乏しく、デンプンも糊化させる必要があります。そのため麦芽の酵素が分解の中心を担います。技術ファイルは、アイリッシュウイスキーの糖化に麦芽の酵素に加えて天然の酵素を補助的に使うことも認めています。

ジェムソン公式によると、一方のグレーン原酒はトウモロコシを原料に、連続式蒸留器で蒸留します。両者の配合比率は公表されていません。

3回蒸留で口当たりが軽くなる理由

蒸留を重ねるたびに、留出液のアルコール度数は上がります。沸点の高い重い成分は蒸留器の中に残ったり、後留(蒸留の終盤に出る部分)として製品から切り分けられたりしやすく、回数が増えるほど製品側に移る量が減ります。切り分けた前留・後留は次回の再留に戻すのが一般的です。これが「3回蒸留は軽い」と言われる一般的な理由です。ただし、軽さは回数だけでは決まりません。ミドルカット(製品として取り分ける範囲)の幅、蒸留器の形状、還流(蒸気が冷えて釜へ戻り、再び蒸留される現象)の量でも変わります。さらにブレンデッドであるスタンダードの軽さには、連続式蒸留器で高い度数で取り出すグレーン原酒の寄与も大きく、3回蒸留だけでは説明できません。ジェムソンのカット幅、留出度数、蒸留器の基数と形状は確認できていないため、ここでは原理の説明にとどめます。

ピートを使わないことの意味

ピート由来のスモーキーさは、麦芽の乾燥にピート(泥炭)を焚くことで生まれます。煙に含まれるフェノール類が麦芽に付き、それが蒸留後まで残ります。樽の内面を焦がすチャーによる焦げた香りは、これとは別の由来です。ペルノ・リカール・ジャパンは、ジェムソンの製造にピートを使わないと説明しています。つまりジェムソンは、ピート由来のフェノール香の元になる、ピートを焚く乾燥を行いません。ピート煙由来の香りを狙った造りではないことが、煙の香りを苦手とする客にも勧めやすい理由です。

樽の違い:オークと栗

項目スタンダードトリプル トリプル(日本向け)
樽バーボン樽、オロロソシェリー樽バーボン樽、シェリー樽、スペイン産・フランス産の栗樽
樽材オークオークに加え栗
ファーストフィル/リフィルの比率確認できていない確認できていない
冷却濾過・着色確認できていない確認できていない
店頭価格の目安1,837円前後(2026年10月16日時点)1,837円前後(2026年10月16日時点)

ファーストフィルは初めてウイスキーを詰める樽、リフィルは再使用の樽を指します。どちらの比率も公表情報では確認できませんでした。冷却濾過(低温で濁りの成分を取り除く処理)と着色の有無も確認できていないため、ここでは書きません。トリプル トリプルの違いは栗樽です。栗(クリ属)はオーク(コナラ属)と同じブナ科ですが、別の属で、ウイスキーの熟成樽としては珍しい樽材です。スコッチはSWR 2009で熟成樽がオーク樽に限られるため、栗樽を使うこの仕様はアイリッシュの規定の下で成り立ちます。アイリッシュウイスキーの技術ファイルは木樽での熟成を求めていますが、樹種をオークに限っていません。香味の表現は、ボトルやメーカーの商品案内にある公式の記載をそのまま客に伝えてください。

日本の売り場とカウンターでの使い分け

  • 樽の違いを客に体感してもらう:同じ形のグラスに同じ量ずつ注ぎ、まず常温のストレートで香りを比べてもらいます。次に両方へ同じ量の常温の水を加え、香りの開き方の違いを見ます。ハイボールで比べる場合も、ウイスキーと炭酸の量をそろえます。炭酸と氷で濃度と温度が変わるため、樽の差の感じ方はストレートとは変わります
  • ピートの有無で迷う客:どちらもピートを使わない製法だと伝えれば、煙の香りを避けたい客に安心して出せます
  • ポットスチル原酒の個性をもっと知りたい客:グレーン原酒を含まないシングルポットスチルウイスキーへ案内します。同じミドルトン蒸溜所のレッドブレストが国内でも手に入ります。目安は 6,199円前後(2026年10月16日時点)

日本の読者への影響:買えるか、価格は変わるか、代わりの銘柄

日本の売り場で知りたいのは、今も買えるか、値上がりするか、代わりに何を勧めるかの3点です。2025/26年度の発表から答えられることと答えられないことを分けて整理します。

日本で売れたかどうかは、この発表からは分からない

2026年8月27日に出たペルノ・リカールとIrish Distillersの2025/26年度の発表には、日本単独の販売額と販売数量は含まれていません。2026年10月16日時点で、ほかの公表資料でも確認できていません。日本は「米国外」に含まれますが、米国外9%増のうちどれだけを日本が占めたかは示されていません。日本で伸びたとも落ちたとも、この発表からは言えません。

価格:日本での改定は発表されていない

今回の業績発表に、日本の価格改定は含まれていません。2026年10月16日時点で、日本での価格改定も発表されていません。米国の落ち込みや世界全体の減少は、日本の価格がどう動くかを示す材料にはなりません。「ジェムソン 値上げ」で過去の価格改定の告知が見つかっても、発表日と適用開始日を確かめないまま現在の価格として扱わないでください。

  • 告知の日付と「いつの出荷分から」の記載を確かめる
  • ペルノ・リカール・ジャパンの最新の案内に、同じ改定の記載があるかを照合する
  • 仕入れ値は、取引先から現行の価格表を取り寄せて確かめる
銘柄(700ml)価格の扱いメーカー参考小売価格(税込)示された時期注記
ジェムソン スタンダードオープン価格2,630円2025年2月2025年の参考値。2026年の実売価格ではない
ジェムソン トリプル トリプル(40度)オープン価格3,300円2025年5月2025年の参考値。2026年の実売価格ではない
ジェムソン ブラック・バレル確認できていない確認できていない確認できていないペルノ・リカール・ジャパンが日本で展開する商品として明記。価格は2026年10月16日時点で未確認

オープン価格は、メーカーが販売価格を決めず、小売店が価格を付ける方式です。参考小売価格は目安にすぎず、店ごとに売値が変わります。仕入れ値の比較には、取引先の現行の見積もりを使ってください。店頭の目安は、スタンダードが 1,837円前後(2026年10月16日時点)、トリプル トリプルが 1,837円前後(2026年10月16日時点) です。

日本で正規に買えるもの

  • ジェムソン スタンダード:定番品として正規輸入品が流通
  • ジェムソン トリプル トリプル:2025年5月26日に販売先を限定して出荷が始まり、同年9月22日に全国向けの出荷へ広がった(ペルノ・リカール・ジャパン)。正規輸入品として購入可能
  • ジェムソン ブラック・バレル:ペルノ・リカール・ジャパンが日本で展開する商品の一つとして明記しており、ジェムソン日本語公式サイトにも製品ページと購入導線がある。ただし製品ページだけでは個々の販売品が正規輸入品かどうかは確定できないため、正規輸入の可否と現行価格は取引先の商品情報とボトルの輸入者表示で確かめる

新しいボトルデザインは2025年7月末から世界各地へ順次展開されましたが、日本での切り替え時期は確認できていません。贈り物で外装をそろえたい場合は、購入前に店頭在庫のボトルを確かめてください。

似た銘柄を探すなら:カネマラ シングルモルトとの違い

同じアイルランド産で日本でも買える例が、カネマラ シングルモルトです。ジェムソンを造るミドルトン蒸溜所ではなく、クーリー蒸溜所の銘柄です。カテゴリも違います。ジェムソンはポットスチル原酒とグレーン原酒を合わせたブレンデッドですが、カネマラは麦芽だけを原料とし、単一の蒸溜所で単式蒸留したシングルモルトです。未発芽大麦も、トウモロコシ由来のグレーン原酒も使いません。

最も大きな違いはピートです。カネマラはピートを焚いた麦芽を使うことを特徴とするアイリッシュで、ピートを使わないジェムソンとは煙の香りの有無が逆になります。サントリーの製法説明では、使用するピーテッド麦芽は14ppm、蒸溜は2回です。この14ppmはサントリーが示す使用麦芽の値であり、ボトルの中身のフェノール値を示すものではありません。蒸溜回数でも、3回蒸留のジェムソンとは異なります。目安価格は 3,700円前後(2026年10月16日時点) です。

  • 「アイリッシュで、もう少し個性の強いもの」を求める客:カネマラ シングルモルトを提案する。勧める前にスモーキーな香りが出ることを伝える
  • 煙の香りを避けたい客:カネマラは代わりにならない。ジェムソンの上位ラインか、前の章で挙げたシングルポットスチルを案内する
  • 外国人客にアイリッシュの幅を見せたい:ジェムソン スタンダードとカネマラを並べ、ブレンデッドとピーテッドのシングルモルトの違いとして説明する

ジェムソン各品の味わいや飲み方の詳しい評価は、既存記事「ジェムソンの飲み方・レビュー・価格」(/jameson-how-to-drink-review-price-26101959/)にまとめています。

酒販店・バー・贈答で今どう判断するか

ウイスキーのイメージ写真

2026年10月16日時点で、海外でのメーカー純売上が減少していても、日本での価格改定や出荷調整は発表されていません。売り場とカウンターでは、海外の増減率ではなく、国内で確かめられる情報をもとに判断します。

酒販店:発注は国内の案内と自店の回転率で決める

  • 発注量の根拠:ペルノ・リカール・ジャパンや取引先からの案内(価格改定、出荷調整、終売の告知)と、自店の月あたりの販売本数。世界の出荷ベースの純売上が一桁台前半減ったことは、発注を減らす根拠にならない
  • 「品切れ」に当たったとき:出荷調整は発表されていないため、まず取引先に入荷予定を確かめる。客に説明するときも、品切れを世界の業績と結びつけない
  • 上位品を並べるかどうか:海外ではブラック・バレルとトリプル トリプル 栗樽版が伸びたが、栗樽版の二桁増には新しい市場での発売拡大が寄与しており、日本の棚で同じように売れる根拠にはならない。並べる場合は小規模な試験として扱い、自店の販売本数、粗利、取引先の仕入れ条件(最小発注単位や返品の可否)を確かめたうえで少数から入れ、数か月分の販売本数を見て棚の幅を決める

バー:銘柄ごとに役割を分ける

スタンダードは、注文の多いハイボールの基酒として扱い、手に取りやすい位置に置きます。トリプル トリプルは、ストレートか少量の加水で出す品です。栗樽という違いを一言添えて、一杯の単価を上げる役割を持たせます。ハイボールでは濃度と温度が変わって樽の差の感じ方も変わるため、スタンダードとの価格差を説明するならストレートか少量の加水のほうが伝えやすくなります。上位品は注ぐ回数が少ないと、ボトルが減るにつれて瓶内の空気が増え、香りが変わりやすくなります。開栓するのは、提供の見込みが立ってからにします。グラスの選び方や加水の量などの手順は、既存記事「ジェムソンの飲み方・レビュー・価格」(/jameson-how-to-drink-review-price-26101959/)を参照してください。

外国人客との会話の材料

Irish Distillersの2026年8月27日の発表によると、2025/26年度のジェムソンは米国外の純売上が9%伸びました。同じ発表でインドは販売数量で世界第2位の市場とされ、ペルノ・リカールはインドでのジェムソンの成長を二桁と発表しています。国別の数字が確認できない国から来た客には「米国以外の市場を合計すると純売上が9%増」と伝えます。インドから来た客には「インドは販売数量で世界第2位の市場で、二桁成長した」と伝えられますが、正確な百分率は公表されていないため具体的な率は口にしません。会話で使うのは増減率と順位までにとどめ、販売数量の数字は出しません。日本向けのトリプル トリプルは栗樽を使う仕様なので、自国で見慣れたジェムソンとの違いとして紹介できます。

贈答:新旧ラベルの混在を説明できるようにする

Irish Distillersによると、スタンダードの新しいボトルデザインは、2025年7月末から世界各地へ順次展開されました。日本での切り替え時期は確認できていないため、店頭で新旧のボトルが混在する可能性があります。2026年10月16日時点で、デザインの切り替えにあわせて中身の仕様を変えたという案内は確認できていません。

  • 渡す前の確認:裏ラベルの度数、容量、輸入者の表示
  • 違いを聞かれたとき:「2025年からボトルのデザインが順次切り替わっている」という事実だけを伝え、中身が同じか違うかは断定しない
  • 複数本をそろえて贈るとき:外装が同じデザインのボトルを選ぶ

よくある質問

販売実績の「純売上の減少」は、売れた本数が減ったという意味ですか

必ずしも同じではありません。純売上はメーカーが出荷した分の売上から酒税などの税や値引きを差し引いた金額で、価格、為替、銘柄の構成に加え、流通在庫の積み増しや取り崩しによっても変わります。店頭で消費者が買った量とは別の指標です。2025/26年度はブラック・バレルなど単価の高い上位品が伸びたため、本数の減り方と金額の減り方が一致しない可能性もあります。

2026年の販売数量は何ケースですか

確認した資料の範囲では、2025/26年度のケース数は示されていません。確認できる最新の数量は、ペルノ・リカールの2024/25年度資料にある2024/25年度の1,120万ケース(9リットル換算)で、2023/24年度は1,070万ケースでした。2022年の1,040万ケースを最新値として扱わないでください。

Irish Distillersの「9%増」と、ペルノ・リカールの「一桁台後半の成長」は別の数字ですか

同じ2025/26年度の米国外の伸びを、異なる細かさで示したものと読めます。どちらも2026年8月27日の発表で、9%は一桁台後半の範囲に入ります。引用するときは、具体的な率を示したIrish Distillersの数字か、親会社の幅のある表現かを区別し、発信元を添えてください。

世界で二桁伸びた「栗樽版」と、日本で売っているトリプル トリプルは同じ商品ですか

栗樽を使う点は共通していますが、海外で売られている栗樽版と度数や樽の構成まで同じかどうかは、公表情報で確認できていません。客には「同じ系統」と説明し、同一品とは断定しないのが安全です。

開栓したジェムソンは、店でどう保管すれば香りの変化を抑えられますか

瓶は立てて保管し、直射日光と高温を避けます。寝かせるとキャップに液体が触れ続け、劣化の原因になります。香りの変化は主に瓶の中の空気に触れることで進みます。残りが少なくなった上位品は、小さな瓶に移して空間を減らす方法があります。何か月で変わるかは保管条件によって異なるため、一律の期限は示せません。

出典・参考にした情報

ウイスキーのイメージ写真

この記事で紹介した銘柄

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 妊娠中・授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります。 お酒は適量を楽しみ、飲酒運転は絶対におやめください。