飲み方の基本

ジムビームの飲み方ガイド|ハイボール比率と割り方の選び方

ジムビームの味はどこで決まるのか|製法から見る「割って美味しい」理由 ジムビームの味は、まず「バーボン」という法律上の枠で方向が決まります。原料、蒸溜度数、樽の条件が規則で定められており、その範囲の中で香味の骨格ができあがるためです。

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ジムビームの味はどこで決まるのか|製法から見る「割って美味しい」理由

ジムビームの味は、まず「バーボン」という法律上の枠で方向が決まります。原料、蒸溜度数、樽の条件が規則で定められており、その範囲の中で香味の骨格ができあがるためです。

バーボンの法的定義(米国連邦規則 27 CFR Part 5)

項目バーボン参考:スコッチのモルト
原料トウモロコシ51%以上の穀物大麦麦芽100%
蒸溜160プルーフ(80%)以下ポットスチルで94.8%未満
樽入れ度数125プルーフ(62.5%)以下規定なし
樽内側を焦がした新しいオーク樽700L以下のオーク樽(中古樽も可)
瓶詰め80プルーフ(40%)以上40%以上

ストレートバーボンを名乗るには2年以上の熟成が必要です。熟成が4年未満の場合は、年数を表示する義務があります。そのため、年数表示のないストレートバーボンは4年以上熟成していると読み取れます。

ジムビーム ホワイトの仕様

国内で流通するホワイトラベルはケンタッキー・ストレートバーボンで、度数は40%です。サントリーの案内では4年熟成とされています。仕様は変わることがあるため、店で基準を決めるときは裏ラベルの度数と熟成年数の表記を確認してください。穀物の配合比(マッシュビル)はメーカーが公表していません。「トウモロコシが7割台後半」という数字が出回っていますが、これはあくまで推定値です。

トウモロコシの甘みとライ麦のスパイス

モルトは、麦芽由来のシリアル香と、発酵で生まれるフルーティーなエステルが香味の中心です。トウモロコシ主体のバーボンはそれとは異なり、穏やかな甘みと丸い口当たり、軽めのボディが基調になります。そこにライ麦が胡椒のようなスパイス感を加えます。大麦麦芽は少量で、主な役割はでんぷんを糖に変える酵素の供給です。

連続式蒸溜機とダブラー

穀物の固形分を含んだもろみを連続式蒸溜機(ビアスチル)で連続的に分離し、続くダブラー(二次蒸溜器)で重い成分をさらに切り分けます。ポットスチルは1回の蒸溜ごとに、ミドルカット(本留の切り出し)の判断で香味が振れます。連続式はそれと比べて、狙った度数帯のクリーンな原酒を安定して取り出しやすい方式です。ただしバーボンには80%以下という上限があるため、より高い度数まで引き上げるスコッチのグレーンほど香味は抜けません。「軽いが空っぽではない」酒質は、この上限によるものです。

焦がした新樽が甘い香りをつくる

樽の内側を炎で焦がす(チャー)と、炭化層の下に熱で分解された層ができます。この層でリグニンからバニリン(バニラ香)が、ヘミセルロースからカラメルやトーストのような甘い香りが生まれます。木材由来のウイスキーラクトンはココナッツ様の香りのもとです。炭化層には、硫黄系の未熟な香りを吸着する働きもあります。新樽は成分が抜けていないため、リフィル樽(2回目以降に使う樽)より抽出が速く、4年でも色と甘い香りが濃く乗ります。

サワーマッシュと酵母

サワーマッシュは、前回の蒸溜で残った酸性の残液(バックセット)を次の仕込みに加え、pHを下げる方法です。雑菌の増殖を抑え、発酵を毎回同じ条件にそろえる狙いがあります。酵母については、ブランドは同じ系統を受け継いで使い続けていると説明しています。

割って美味しい理由とストレートの注意点

  • ハイボール:バニラとカラメルの香りが炭酸で立ち上がる。酒質が軽いため、薄めても甘さの輪郭が崩れにくい。
  • コーラ・ジンジャーエール:樽由来の甘い香りとライ麦のスパイスが、コーラの香料やジンジャーの辛味と同じ方向を向くため、ぶつからない。
  • ストレート:4年熟成の若さから、アルコールの刺激と若い穀物香が出やすい。常温の水を数滴から同量(トゥワイスアップ)まで加えると刺激が和らぎ、甘い香りが開く。

甘い香りの強さと酒質の軽さを併せ持つため、割る比率を少し変えるだけで印象が大きく動きます。次は、この性格を前提にハイボールと各割り方の比率を決めていきます。

定番の飲み方6種の比率と手順|仕上がりの度数で選ぶ

ウイスキーのイメージ写真

ここではジムビーム(ホワイトラベル、国内流通品はアルコール度数40%)を1杯30ml使う前提で計算します。国内のバーではシングル30ml・ダブル60mlが一般的です。家飲みでもメジャーカップ(ジガー)で量ると、味と酔い方が安定します。表の度数は、氷の融解と、エタノールと水を混ぜたときの体積の収縮を除いた理論値です。

飲み方比率(ウイスキー:割り材)30ml使用時の液量理論度数向く人
ストレート原液のみ30ml40%原酒の香味をそのまま確かめたい人
ロック原液+大きな氷30ml+氷40%から徐々に低下1杯の中で味の変化を楽しみたい人
トゥワイスアップ1:1(常温の水・氷なし)60ml20%香りを最も開かせたい人、他のバーボンと比べたい人
ハーフロック1:1+氷60ml+氷20%から低下ロックは強いが水割りでは薄いと感じる人
水割り1:2.5105ml約11%食中酒として長く飲みたい人
ハイボール1:3/1:4120ml/150ml約10%/約8%爽快感を重視する人、揚げ物や塩気の強い料理に合わせたい人

純アルコール量は「量(ml)×度数×比重0.8」で求めます。30mlなら30×0.40×0.8=約9.6gです。割り方を変えても、使うウイスキーの量が同じなら純アルコール量は変わりません。ハイボール1:4は度数8%で軽く感じますが、1杯で約9.6gを摂っています。厚生労働省が示す「節度ある適度な飲酒」は1日平均で純アルコール約20g程度です。目安はシングルなら2杯、ダブルなら1杯(約19.2g)になります。同省は、女性や高齢者、少量で顔が赤くなる体質の人には、これより少ない量が適当としています。

ストレートとトゥワイスアップ|加水で香りが開く理由

ストレートは40%のまま飲むため、ノージング(香りを取ること)ではエタノールの刺激が先に立ちます。トゥワイスアップは常温の水を同量加え、20%まで下げる飲み方です。原酒の官能評価でも、20%前後まで加水して香りを取る方法が広く使われています。

香りが開くのは、エタノール濃度が下がると、疎水性(水になじみにくい)の香気成分が液中にとどまりにくくなり、液面近くに集まって揮発しやすくなるためです。ジムビームでは、内側を焦がした新樽に由来するバニラ香と、トウモロコシ主体の穀物の甘い香りが前に出て、鼻を刺すアルコール感が和らぎます。水は冷やさず、常温の軟水を使ってください。冷やすと揮発が落ち、加水の利点が薄れます。

ロックとハーフロック|温度と氷の大きさ

ロックは温度が下がるため、甘みの感じ方が鈍り、香気成分の揮発も抑えられます。注いだ直後は締まった辛口寄りの印象です。氷が溶けるにつれて度数と温度が変わり、甘みとバニラ香が戻ってきます。

大きな氷を使うのは、同じ体積なら表面積が小さく、溶けにくいからです。製氷皿の小さな角氷は数分で水っぽくなるため、市販のロックアイスかブロック氷を選びます。ハーフロックは先に1:1で20%まで下げてから冷やすので、ロックより最初から香りが立ち、溶けたあとの味の変化は緩やかです。

水割りの手順|先にウイスキーを冷やす

  1. グラスに氷を八分目まで入れ、マドラーで回してグラスを冷やし、溶けた水を捨てる
  2. ウイスキー30mlを注ぎ、氷ごと十分に攪拌してウイスキー自体を冷やす
  3. 減った分の氷を足す
  4. 冷えた水75mlを加え、軽く混ぜて仕上げる

40%のウイスキーは水より比重が小さく、温度差があると層に分かれやすくなります。先にウイスキーを冷やして水との温度差を縮めておくと、少ない攪拌で均一に混ざり、混ぜすぎによる氷の融解も抑えられます。飲食店では比率をジガーで固定すると、担当が替わっても度数がぶれません。

ハイボールの比率とグラスの選び方

バニラの甘さを残したいなら1:3(約10%)、食中に軽く飲むなら1:4(約8%)を選びます。炭酸は氷に直接当てず、グラスの内壁に沿わせて注ぎます。混ぜるときはマドラーで氷を縦に1回持ち上げる程度にとどめ、泡を逃がさないようにします。

  • ストレート・トゥワイスアップ:口がすぼまったテイスティンググラス。揮発した香りが飲み口に集まる
  • ロック・ハーフロック:大きな氷が収まる、厚底で口の広いロックグラス
  • 水割り・ハイボール:口径が狭めのタンブラー。液面の面積が小さいぶん炭酸が抜けにくい

ジムビームハイボールを失敗しない手順|炭酸が抜ける・薄くなる原因

基本の手順と、各工程の理由

メーカーが案内する流れは「レモンを軽く搾る→氷をグラスいっぱいに詰める→ジムビームを注ぐ→冷えた炭酸水を氷に当てないように注ぐ」の順です。比率はジムビーム1:炭酸水4を基準にします。30mlなら炭酸水は120mlで、10オンス(約300ml)のタンブラーに氷を詰めるとちょうど収まります。

  1. レモンを軽く搾る:先に入れておくと、後から注ぐ液体の流れで混ざります。炭酸を入れた後に搾ると、搾った果汁を混ぜるためにマドラーを使うことになり、泡が抜けます。
  2. 氷をグラスいっぱいに詰める:氷が多いほど液体全体が早く冷え、1個あたりの溶ける量も少なくなります。隙間を減らすと液面の揺れも小さくなります。
  3. ジムビームを注ぐ:炭酸水を入れる前なら、マドラーで数回混ぜてウイスキーと氷を冷やしてかまいません。混ぜて泡が抜ける心配がないのはこの段階だけです。
  4. 冷えた炭酸水を氷に当てずに注ぐ:グラスの内側の壁を伝わせて静かに注ぎます。最後にマドラーを底まで差し込み、縦に1回持ち上げれば混ざります。

二酸化炭素は低温ほど液体に溶けやすく、炭酸水・グラス・ウイスキーの温度が低いほど泡が抜けにくくなります。氷に炭酸を直接当てると、氷の表面の細かな凹凸が泡の発生点になり、溶けていたガスが一気に泡になって抜けます。

炭酸が抜ける・薄くなる5つの失敗

失敗起きること対策
①氷が少ない液温が下がりきらず氷が早く溶け、薄まるグラスの縁まで詰める
②常温の炭酸水温度差で注いだ瞬間にガスが抜け、氷も溶ける冷蔵庫で冷やした炭酸水を使う
③マドラーで何度も混ぜるかき混ぜるたびに泡が抜ける炭酸を入れた後は縦に1回だけ
④開栓後に時間が経った炭酸水最初からガスが減っている小容量ボトルを開けてすぐ使い切る
⑤溶けかけた氷の使い回し表面が濡れて角が取れ、溶けるのが早い冷凍庫から出したての硬い氷を使う

ボトルを冷凍庫で冷やすか

度数40%のジムビームは、凍る温度が家庭用冷凍庫の温度(約-18℃)よりも低いため、冷凍庫に入れても凍りません。ボトルごと冷やすと炭酸水との温度差がなくなり、泡がいちばん抜けにくくなります。一方で、香りの成分は低温では揮発しにくいため、バニラや樽の甘い香りは控えめになります。

  • 刺激の強さとキレを優先する、食事中に何杯も飲む:冷凍庫で冷やしたボトルを使う
  • 香りを楽しむ、1杯をゆっくり飲む:常温または冷蔵のボトルを使い、氷と炭酸水で冷やす

レモンの搾り方と皮を入れるかの判断

果汁の酸味は、トウモロコシ主体の原酒と新樽の熟成から来る甘さを引き締めます。皮を搾ると表面に出る精油(リモネンが主成分)は、柑橘の香りを加えます。強く搾ると、皮の内側の白い綿(アルベド)から苦味が出るので、くし切りを指先で軽く押す程度に留めます。

  • 皮を入れる:15分ほどで飲み切る場合。香りが続く
  • 皮を取り出す:長く置く、2杯目以降も同じグラスを使う場合。時間が経つとアルベドの苦味が液体に移る

比率で変わる味

比率味の出方向く場面
1:3バニラと樽の甘さが前に出る食後、ウイスキーの味を楽しみたいとき
1:4甘さと炭酸の刺激のバランスがよい標準揚げ物や焼き鳥など食事と合わせるとき
1:5以上軽く飲めるが、甘みの輪郭がぼやける長い時間をかけて飲むとき、アルコールを控えたいとき

飲食店で1杯の味をそろえる

  • 計量:メジャーカップ(ジガー)で毎回量る。目分量で注ぐとスタッフによって量がばらつき、味と原価の両方がずれる
  • 炭酸水:銘柄と強炭酸かどうかを固定し、使用時の温度もそろえる
  • グラス:冷凍庫か冷蔵庫で冷やしておき、洗った直後の温かいグラスは使わない
  • 氷:「氷を何個入れるか」または「縁まで詰める」を決めておき、角の立った氷を補充し続ける
  • 手順:炭酸は壁伝いに注ぎ、混ぜるのは縦に1回、と作り方をスタッフ全員で統一する

コーラ・ジンジャーエールほか割り材の選び方|アップルなどフレーバー版の扱い

ウイスキーのイメージ写真

ジムビーム(白ラベル)の割りものは、割り材が甘さを足すのか、酸味・苦味・辛味で締めるのかを先に見て比率を決めると失敗しにくい。原料の主体はトウモロコシで、内側を焦がした新樽(チャー=樽の内面を炎で焦がす処理)で熟成するため、原酒にはもともとバニラやカラメルのような甘い香りがある。甘い割り材はこの甘さに重なり、辛味や苦味のある割り材は味の輪郭を引き締める。

割り材比率(ジムビーム:割り材)味の方向合う場面仕上げ
コーラ1:3〜1:4バニラ・カラメルが重なる甘口揚げ物・肉料理とライムかレモンを搾る
ジンジャーエール(辛口)1:3〜1:4生姜の辛味でスパイス感が立つ食中全般、唐揚げ・餃子レモンピール
ジンジャーエール(甘口)1:3柔らかく甘い、デザート寄り食後、強い酒が苦手な人にレモンを搾る
トニック1:3〜1:4キニーネの苦味で甘さが締まる食前、あっさりした料理ライム
オレンジジュース1:3酸味で甘さが軽くなる昼飲み、ブランチ氷を多めに
アップルジュース1:3果実の甘さとバニラが合う食後、焼き菓子とシナモンを少量
無糖の紅茶1:3〜1:4タンニンの渋みで甘さが引き締まる和食など食中レモンを添えてもよい

白ラベルは40度なので、1:3で約10%、1:4で約8%になる。どちらも氷が溶ける前の値だ。

バーボン・コークが合う理由とコーラ割りの比率

コーラの香りは、柑橘の精油にバニラやシナモンなどのスパイスを組み合わせて作られることが多い。一方、チャーした新樽では、焦げた層の奥にある加熱された木材から成分が溶け出す。木材のリグニンが分解してバニリンができ、ヘミセルロースに由来する糖がカラメル化する。香りの方向がそろうので違和感なく馴染む。ただし甘さも重なるため、後味が重たくなりやすい。ライムやレモンの酸味を加えるとバランスが取れる。

  1. グラスとコーラを冷やしておき、氷をグラスの縁まで詰める
  2. ジムビーム30mlを注ぎ、コーラ90〜120mlを氷に当てないように縁から注ぐ
  3. ライム1/8個を搾ってグラスに落とし、マドラーで下から1回持ち上げるように混ぜる
  4. 甘さが強いと感じたら、コーラ90mlに炭酸水30mlを足す(30ml:コーラ90ml:炭酸水30ml)

ゼロカロリー系のコーラを使うと、人工甘味料の甘さが後味に残りやすい。ライムを少し多めに搾るとよい。店で出す場合は、コーラの銘柄と温度を固定し、ジガー(計量カップ)で量ると味がぶれにくい。

ジンジャーエールは辛口か甘口かで別の飲み物になる

辛口のジンジャーエールは糖分が少なく、生姜の辛味が強い。そのため、副原料のライ麦に由来する胡椒のようなスパイス感が前に出て、食事に合わせやすいキレのある一杯になる。甘口はバニラの甘さと重なり、ジンジャーエールのやさしい風味で角が取れた、デザート寄りの仕上がりになる。食中に飲むなら辛口を1:4で、食後に飲むなら甘口を1:3でレモンを搾る、という選び方が分かりやすい。

ジムビーム アップルはリキュール|白ラベルとは別の酒

ジムビーム アップルなどのフレーバー版は、バーボンにりんごなどの香味料や糖類を加えている。そのため、国内の酒税法ではウイスキーではなくリキュールに分類される。度数は白ラベルより低めに設定されているので、正確な数値はボトルのラベル表記で確認してほしい。すでに甘さがあるため、コーラやジュースで割ると甘さが過剰になりやすい。向いているのは次の飲み方だ。

  • ハイボール:1:3〜1:4。炭酸水でりんごの香りが立つ
  • 辛口ジンジャーエール割り:1:4。生姜の辛味で甘さが締まる
  • ロック:冷やすと甘さの感じ方が抑えられる

白ラベル用のレシピにそのまま置き換えると、味の設計が変わる点にも注意したい。

ブラック・ダブルオーク・デビルズカットなど派生品

熟成期間を延ばしたもの、新樽で2度熟成したもの、樽材に染み込んだ原酒を取り出して加えたものなど、ジムビームには派生品がある。ただし、国内での流通は変わりやすく、終売や休売になる品もある。購入や店のメニュー化の前に、サントリーの公式サイトで現行のラインナップに載っているかを確かめたい。

家で作りやすいカクテル

メーカーの公式サイトでもジムビームを使ったカクテルが紹介されているが、掲載内容は更新されるので、作る前に最新の記載を確認してほしい。家にある材料だけで作れる基本の形は次の2つだ。

  • ジムビーム・ジンジャー:ジムビーム30ml、辛口ジンジャーエール120ml、くし切りのレモン1片
  • ジムビーム・サワー(ロックスタイル):ジムビーム45ml、レモン果汁20ml、シロップ10〜15mlを氷入りのグラスでよく混ぜる

場面別の飲み方と、他のバーボンとの使い分け|ジムビームを選ぶ判断基準

場面別の推奨|何と合わせるかで飲み方を決める

  • 食中(揚げ物・焼き鳥・BBQ)はハイボール1:4:仕上がりは約8%。炭酸が口の中の脂を流し、新樽由来のバニラ香が甘辛いタレやスモークした肉とよく合う。揚げ物にはレモンを搾る。タレの焼き鳥やBBQソースには、レモンを入れないほうが甘さの重なりが生きる。
  • 食後はトゥワイスアップかロック:トゥワイスアップ(常温の水と1:1)にするとアルコールの刺激が引き、トウモロコシ由来の甘さとオーク香が開く。ロックは冷えるほど香りが閉じる。大きな氷を使って溶ける速さを抑え、温度と濃さの変化を楽しむ。
  • 大人数・パーティーはコーラ割り:割り材の甘さと香りが強いので、注ぎ量が多少ぶれても味の差が出にくい。ボトルとコーラを事前に冷やし、グラスごとの氷の量を揃えると、薄まり方も揃う。
  • ウイスキーが苦手な人にはジムビーム アップルのジンジャーエール割り:リンゴの香りとジンジャーの辛みが前に出て、樽香やアルコール感が目立たない。

他のバーボンとの使い分け

バーボンは、内側を焦がした(チャーした)新しいオーク樽での熟成が法律で定められている。そのため、どの銘柄にもバニラやキャラメルの香りがある。銘柄ごとの差を生むのは、マッシュビル(原料穀物の配合比)、ボトリング度数、熟成の長さと倉庫内の位置である。

銘柄度数酒質主な飲み方価格帯(目安)
ジムビーム40%軽い。穀物の甘さとバニラハイボール・コーラ割り
オールドグランダッド製品により異なるライ麦由来のスパイス感ロック・ハイボール
アーリータイムズ40%軽く、甘さ控えめハイボール
エヴァンウィリアムズ ブラック43%やや厚みがあるハイボール・ロック
エライジャクレイグ スモールバッチ47%樽香が濃いロック・ストレート
ウッドフォードリザーブ43.2%複層的で余韻が長いストレート・ロック

オールドグランダッドはジムビームと同じビーム社系列で造られ、ライ麦の比率が高い仕様とされる。トウモロコシは甘さと丸みを、ライ麦は胡椒のようなスパイス感をもたらす。同じ系列の蒸溜でも、配合が変わるだけで辛口寄りの味になる好例だ。ジムビームを甘いと感じた人の次の一本に向く。

アーリータイムズと、ヘブンヒル社のエヴァンウィリアムズ ブラックは、割りもの向きの価格帯でジムビームと並ぶ選択肢である。エヴァンウィリアムズ ブラックは43%と度数が高く、同じ1:4で割っても骨格が残りやすい。ロックやストレートで飲むなら一段上の2本がよい。ヘブンヒル社のエライジャクレイグ スモールバッチ(47%)は濃い樽香が特徴だ。ブラウンフォーマン社のウッドフォードリザーブ(43.2%)は、ポットスチル(単式蒸溜器)で造った原酒を含み、香りが複層的になる。

判断基準:割って飲む前提で、価格、入手しやすさ、味の安定を優先するならジムビームを選ぶ。どこでも買えるので、店舗では補充のたびに味が変わる心配がない。ストレートで香味の複雑さを求めるなら、上位の2本に予算を回す。

開栓後の保管

直射日光と高温を避け、ボトルを立てて保管する。スクリューキャップは、コルクのように乾燥して崩れたり、コルク臭が移ったりする心配がない。締め直せば気密も戻る。ただし残量が減るとボトル内の空気が増え、酸化と揮発で香りの上澄みから抜けていく。残りが3分の1を切ったら、早めに飲み切る。

よくある質問

Q. 開栓後どのくらいもつ? 酒類には賞味期限の表示義務がなく、度数40%なら腐敗もしない。変わるのは香りである。ハイボールなら差は出にくいが、ストレートで飲むなら残量が少ない状態で長く置かない。

Q. 冷凍庫に入れてよい? 40%は家庭用冷凍庫では凍らず、とろみのある口当たりになる。ただし香りは閉じるので、ハイボールやショット向きだ。

Q. ホワイトとアップルの違いは? ホワイトはバーボンである。アップルはリンゴの風味を加えたリキュールで、度数も低い。

Q. 1日の適量は? 厚生労働省が示す節度ある飲酒の目安は、純アルコール約20g。40%のウイスキーならダブル(60ml)1杯分に当たる。

Q. 居酒屋での頼み方は? 「ジムビームのハイボール、濃いめ、レモンなし」のように、銘柄・濃さ・レモンの有無をまとめて伝える。濃いめの量は店ごとに違うので、気になるなら何mlかを聞くと確実だ。

よくある質問

ウイスキーのイメージ写真

ジムビームはロックとハイボールどちらがおすすめですか?

すっきり爽快に飲みたいならハイボール、バーボン本来の甘い香りやコーン由来の風味をじっくり楽しみたいならロックがおすすめです。食事と合わせるならハイボール、食後にゆっくり味わうならロックが向いています。好みや気分に応じて使い分けるとジムビームの魅力をより幅広く楽しめます。

ジムビームの水割りの黄金比は?

一般的にはウイスキー1に対して水2〜2.5が飲みやすい黄金比とされています。氷を先に入れてグラスを冷やし、ウイスキーを注いでから静かに水を加えるのがコツです。マドラーで軽く1〜2回混ぜるだけにすると、香りが飛ばずまろやかな味わいに仕上がります。

ジムビームはストレートでも美味しく飲めますか?

ジムビームはストレートでも十分楽しめる銘柄です。常温でグラスに注ぎ、香りをゆっくり確認しながら少量ずつ口に含むと、バニラや樽由来の甘い香ばしさを感じやすくなります。アルコール度数が高めなので、チェイサーとして水を用意しておくと飲みやすさが増します。

ジムビームに合う割り材やおすすめのカクテルは?

定番はコーラ割りで、甘みとバーボンの香ばしさが好相性です。ほかにジンジャーエールやソーダで割ると軽やかに楽しめます。カクテルなら「ジムビームコーク」や「ミント・ジュレップ」も人気で、少量のライムやレモンを加えると味が引き締まりさらに飲みやすくなります。

この記事で紹介した銘柄

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 妊娠中・授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります。 お酒は適量を楽しみ、飲酒運転は絶対におやめください。