オーストラリアのウイスキー、税金上昇で急騰【NEWDAILY】

今週、連邦政府が税金を増額する措置を採ったことで、オーストラリアの消費者はカクテルやその他のスピリッツ飲料の価格上昇に見舞われています。

物議を醸すスピリッツへの特別税は、半年毎のインフレ指数に基づく税金調整により、1リットルあたり100ドルに上昇し、その結果、全国の消費者に対する悪影響をもたらす可能性があると、業界は警戒しています。

現在、オーストラリアの消費者は世界で3番目に高いアルコール税を払っていることに加え、近頃のインフレーションによる影響で、本来2029年までは引き上げられないとされていた水準にまで達する見込みです。

オーストラリア蒸留酒製造者協会の会頭であるポール・マクレイ氏は、「ジン1本の平均価格は70ドルで、今やその半分が税務署に支払われている」と述べており、「長期的にはすべてのコストが消費者に転嫁されるだろう」と付け加えています。

アルコール税の増額は、消費者物価指数(CPI)と連動して行われ、これは2022年全体で見て4.1%、2月には3.7%という急激な上昇に続いています。

政府と健康活動家は、アルコール摂取による社会的、健康的なコストを補填するためには高い税率が必要だと主張しています。一方で、業界は税金があまりにも高く、地元の蒸留所が投資に困難を感じていると訴えています。

2023年7月24日(月)「NEWDAILY」
‘Unfair’: Australians facing higher cocktail prices as government prepares to hike alcohol tax
https://thenewdaily.com.au/finance/finance-news/2023/07/23/alcohol-tax-australia/

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