新次元の体験型ビジターセンター【サライ.jp】

スコットランドは「世界5大ウイスキー」に数えられるスコッチウイスキーの産地で、現在稼働中のウイスキー蒸留所は142か所もあります。スコッチウイスキーは、スコットランドにとって極めて重要な輸出品目であるだけでなく、主要な観光収入源でもあります。「スコッチウイスキー観光」は、スコットランド国立博物館とエディンバラ城に続いて3番目に人気のあるスコットランドの観光アトラクションです。

2021年9月にエディンバラにオープンした「ジョニーウォーカー・プリンスズストリート」は、スコッチウイスキー観光を新次元に引き上げる施設です。ブレンデッドスコッチウイスキーの大御所ジョニーウォーカーが7階建ての格式ある建物で展開するこのビジターセンターは、「劇場」、「光と音のショー」、「カスタム試飲」、「食」を融合させて五感を刺激する、エンタメ要素満載の体験型観光施設であり、親会社ディアジオがスコッチウイスキー観光に1億8500万英ポンド(315億円超)を投資するという戦略の中核として、4年半の歳月をかけて築き上げられました。

ここでは、ウイスキーの風味の旅を体験する「ジャーニー・オブ・フレーバー(Journey of Flavour)」ツアーがあり、ウイスキーにまったく興味のない人でも、子供でさえも(ただし8歳以上)、1時間半という時間があっという間に過ぎてしまうほど楽しめる没入型ツアーです。また、ウイスキーの代表的な香りと味わいに関する解説や、マスターブレンダーたちによる自分たちの「作品」の説明を視聴することもできます。

しかし、すべてがバラ色というわけではありません。過剰飲酒による健康・社会問題が深刻なスコットランドでは、政府が昨年末から今年3月上旬にかけて、アルコール飲料の広告やマーケティングを禁止する新法案に対する広聴を実施し、アルコール飲料業界だけでなく、広告業界や観光・イベント業界も大きく揺れています。この法案が実際に法律として可決・施行されれば、果たしてここはどうなることかという不安もあります。

いずれにしてもこの体験型の新しい施設は、ウイスキーファンのみならず、エディンバラを訪れる人にとって見逃せないものとなることでしょう。

2023年7月21日(金)「サライ.jp」
「ウイスキーの聖地」でジョニーウォーカーが展開する新次元の体験型ビジターセンター 
https://serai.jp/tour/1131588

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