軽井沢蒸留酒製造、ウイスキー「KOMORO」生産開始【朝日新聞デジタル】

ジャパニーズウイスキー「KOMORO」の生産を手がける軽井沢蒸留酒製造(東京)が、長野県小諸市に初の蒸留所を開設しました。3年後にはこのシングルモルトウイスキーの販売を開始する予定です。また、蒸留所内には体験施設やバーも設けられ、23日から公開されます。

同蒸留所は、浅間山のふもとの約1万平方メートルの敷地に建てられ、設立には約20億円の投資が投じられました。スコットランドから取り寄せた蒸留器を備えるほか、試飲ができるバーや、ウイスキーについて学べる「ウイスキーアカデミー」の教室がビジターセンター内に設けられています。また、2棟の貯蔵庫も併設し、今後は年間10万人の観光客を見込んでいます。

軽井沢蒸留酒製造の島岡高志社長は元外資系投資銀行の執行役員で、1999年から軽井沢町で生活し、旅館経営もしていました。彼は長年、地元でウイスキー作りを始めることを夢見ており、この地で蒸留所を開設することが実現しました。2016年から建設用地の探索を始め、2019年秋に小諸市内で建設用地を確保し、その後は生産準備に取り組んでいました。

また、同社はマスターブレンダー兼副社長として、台湾のウイスキーメーカー「KAVALAN(カバラン)」の立ち上げメンバーで、世界的な品評会で受賞歴を持つイアン・チャンさんを迎え入れました。新型コロナウイルスの影響やロシアのウクライナ侵攻により木材の入手が難しくなったり、蒸留器の輸入が遅れたりと開業は一年遅れとなりましたが、ついに生産を開始することができました。

2023年7月21日(金)「朝日新聞デジタル」
小諸発のウイスキー生産、蒸留所が完成 体験施設も23日に開業
https://www.asahi.com/articles/ASR7N7X6XR71UOOB00B.html

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