ウイスキー樽から生まれる地元愛ギター【Yahoo!ニュース】

埼玉県秩父市の「tag:inc/田口木工」は、地元のウイスキー蒸留所で使われた樽の材料を再利用し、オリジナルギターを製作・販売しています。同社は、社長の田口和也氏の長男、翼さんのアイデアにより、これらの独特なギターを生み出しています。

翼さんは以前、ギターメーカーに勤めていた経験から、「地元の木材でギターを作りたい」という思いを持っており、約3年前から注文販売を開始しました。ウイスキー蒸留所から購入した使用済みのウイスキーオーク樽を素材に使用し、これを加工・乾燥させた後、国内の一流ギター職人に組み立てを依頼しています。ギターの表面にはオーク、裏面には国産のクルミ材が使用されています。

オークは硬い材質で、ギター製作にはあまり用いられません。そのため、このギターは一般的なものとは一線を画しています。ウイスキーの香りはすでに消えていますが、落ち着いた色合いが特徴です。「熟成された音色にぜひ酔いしれてほしい」と翼さんは語ります。また、スギやヒノキを用いたギターも珍しく、価格は50万円からとなっています。顧客の体形や好みに合わせたカスタマイズも可能です。

ウイスキーの製造過程で使われる樽は、その独特の風味を付ける重要な要素であり、同時にこのような再利用により、地域資源の循環利用に寄与しています。ギターという形で再生されるウイスキー樽は、特別な音色と独特の風合いを生み出し、新たな価値を創造しています。

さらに、地元の木材を用いることで、「秩父の音色」を体現するという想いが込められています。地元で育った木材は、その地の気候や風土を反映した独自の特性を持ち、その音色にも影響を与えます。こうした地元愛に溢れたギター製作は、地域の魅力を音楽を通じて広く伝える素晴らしい取り組みと言えるでしょう。

ウイスキー蒸留所やウイスキーメーカーは、独自の製法や伝統を持つ一方で、再利用可能な資源としての樽の存在も見逃せません。これらの樽は、ウイスキーの風味や色合いを形成するだけでなく、ギターのような芸術品の創造にも寄与します。

田口木工の取り組みは、地域資源の活用と創造的なアイデアの融合を見事に実現しています。これにより、ウイスキーの樽から生まれ変わったギターは、職人の技術と地域の特性、そしてウイスキーの歴史を音色として奏で、使用者に独特の体験を提供することでしょう。

5/10(水)「Yahoo!ニュース」
熟成された音色に…ウイスキーのオーク樽でギター 秩父エリアの醸造所で使用の樽、地元木材使用の商品も
https://news.yahoo.co.jp/articles/a33bc7c330b07fb04e05dc8258b720fb1fc56ee7

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