清酒酵母を用いた独自ウイスキー:栃木県小山市の西堀酒造が販売開始【読売新聞】

小山市粟宮の日本酒メーカー「西堀酒造」がウイスキー製造事業に参入し、熟成前の原酒「ニューポット」2種類を完成させました。これらのウイスキーは、日本の清酒酵母を使い、”モルト”は大麦麦芽だけを、”グレーン”は他の穀類も使用しています。この新しい試みは、ウイスキーの「生まれたての味」を消費者に提供することを目指しています。

西堀酒造は2021年にウイスキー製造に進出、事業の多角化を図るために、国の「事業再構築補助金」を活用して既存の倉庫をウイスキー蒸留所に改装しました。ここで昨年7月からモルトとグレーンの製造が開始されました。特に注目すべきは清酒酵母を発酵プロセスに使用したことです。これは国産ウイスキーが輸入の酵母に依存することが多い中、日本酒メーカーとしての独自性を打ち出すための一環です。

約6,000リットルのウイスキーが熟成のため木樽に収められ、今年の春頃から品質が安定し、ニューポットの販売が決定しました。「清酒酵母のウイスキーは前例がほとんどなく、試行錯誤を繰り返したが、安定したため原酒の味わいを体験できるニューポットを発売することにした」と西堀社長は述べています。

今後の販売予定として、モルトは6月中に酒販店での発売が予定されています。また、グレーンはクラウドファンディングの返礼品として提供される見通しです。1年半後には熟成したウイスキーの販売が計画されており、「清酒酵母のおかげで原酒の味や香りはやわらかく、まろやかになっており、熟成後の味も期待できる」と西堀氏は期待を示しています。

2023年5月18日(木)読売新聞
小山市の酒造が清酒酵母でウイスキー参入 熟成前「モルト」発売へ「生まれたての味ぜひ試して」
https://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/news/20230517-OYTNT50135/

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