鳥取が生み出した名酒マツイウイスキー山陰【Dear Whisky】

マツイウイスキー山陰は、松井酒造が2019年に新たにリリースしたブレンデッドウイスキーで、松井・倉吉・鳥取の3つのウイスキーブランドを組み合わせています。この銘柄は、地域貢献を念頭に置いており、鳥取県と倉吉市によって開発されました。また、その品質の高さは、SWSC(San Francisco World Spirits Competition)2020で金賞を受賞するなど、海外でも高い評価を受けています。マツイウイスキー山陰は、鳥取県倉吉市にある倉吉蒸溜所で製造されています。このウイスキーは、山陰地域を代表する銘柄で、フルーティーな風味が特徴です。山陰の製品には、鳥取県の自然環境から得られる利点を活かすため、秀峰大山の深層天然水が使用されています。こうしたこだわりが、山陰の味わいを作り出しています。

倉吉蒸溜所では、シングルモルトウイスキーは松井のみが製造されており、他のウイスキーは基本的にはブレンデッドウイスキーとして提供されています。しかし、倉吉ではピュアモルトウイスキーとして独自の銘柄を販売しています。このピュアモルトウイスキーは、日本発祥のスタイルであり、グレーン原酒を使用せず、モルト原酒のみをブレンドしています。また、マツイウイスキー山陰は国産の原酒のみを使用しているシングルモルトウイスキーとしても知られています。とても飲みやすく、ハイボールとして食事中に楽しむことも可能です。初心者から上級者まで幅広い層に受け入れられる人気のあるウイスキーといえるでしょう。

マツイウイスキー山陰の製造方法は、倉吉蒸溜所で生産される原酒と国内外から輸入されるモルト原酒とグレーン原酒をブレンドすることによって実現されます。ただし、この銘柄は日本洋酒酒造組合の自主基準によれば、ジャパニーズウイスキーとは見なされず、正確には国産ブレンデッドウイスキーです。マツイウイスキー山陰には、スタンダードボトルとバーボンバレルの2つのバージョンが存在します。スタンダードボトルは、ホワイトオークのバニラの熟成香とフルーティーな洋ナシの風味が楽しめます。口当たりは軽く、爽やかな味わいが特徴です。初めてマツイウイスキー山陰を試す場合は、まずはこのスタンダードボトルを選ぶことをおすすめします。一方、バーボンバレルはバーボン樽で熟成させることで、より甘みを引き出した高級なボトルです。スタンダードボトルと比較すると、より深い香りと味わいを楽しむことができます。飲み方に制約はありません。価格はスタンダードボトルよりもやや高めですが、品質にこだわる方にはおすすめの選択肢です。

2023年6月30日(金)「Dear Whisky」

マツイウイスキー山陰の種類と味わい、おすすめの飲み方

https://cask-investment.com/media/knowledge/sanin/

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