ジムビーム アップルの評判|甘さの理由と度数32%の実力
ジムビーム アップルの評判まとめ|高評価の声と「甘すぎる」「香料っぽい」という声 楽天市場の商品価格ナビでは、2026年9月時点で商品レビュー33件・平均4.73点です。ただし件数は多くありません。
本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。 掲載している商品の価格・在庫は変動するため、最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
ジムビーム アップルの評判まとめ|高評価の声と「甘すぎる」「香料っぽい」という声
楽天市場の商品価格ナビでは、2026年9月時点で商品レビュー33件・平均4.73点です。ただし件数は多くありません。また購入者レビューは、甘いリンゴ味を求めて自分で選んだ人が書くことが多いため、点数は高めに出やすくなります。点数よりも「どう飲んで褒められたか」「どんな期待が外れたか」を見るほうが、購入の判断に役立ちます。
高評価の声|甘さと炭酸割りの爽快感
以下は、楽天市場の商品価格ナビに掲載された購入者レビュー(2026年9月確認、33件)に見られる声の要約です。母数が小さく、声ごとの件数で傾向を示せる規模ではありません。「多い」「少ない」ではなく、「どんな声があるか」として読んでください。
- 甘くて飲みやすく、アルコールの刺激が気にならない
- 炭酸で割るとすっきりして、爽快に飲める
- 飲んだ後から青リンゴが鼻に抜ける
- アップルハイボール缶から入り、瓶で好みの濃さに作ってリピートしている
こうした声の背景は、製品の仕様から読み取れます。原材料表示は「グレーン、モルト、糖類/香料、酸味料、カラメル色素」です。甘みは樽から来るものではなく、糖類として加えられています。度数は32%で、米国の規定で瓶詰め時40%以上とされるバーボンより低くなっています。メーカーが案内するアップル1:ソーダ4で割ると、計算上の度数は約6.4%です。度数は5%の缶に近づくため、缶から入った人も濃さの面ではなじみやすくなります。ただし甘さまで缶と同じになるとは限りません。さらに酸味料と炭酸の酸味、冷たい温度が甘さの感じ方を抑えるので、割ると「爽快」に傾きます。
低評価・留保の声|「甘すぎる」「香料っぽい」
- 甘さが強い(2026年2月の購入者レビューにも甘さを指摘する投稿がある)
- リンゴ感が果実よりも香料寄りで、キャンディのように感じる
- バーボンらしい樽の香りが薄く、バーボン好きには物足りない
低評価の投稿には飲み方が書かれていないものもあります。そのため、不満の原因がストレートや常温といった飲み方にあるとは言い切れません。製品の仕様から言えるのは、割らずに飲むと糖類と香料が薄まらずに届く、ということです。Jim Beamは一般的なバーボン製法として、内側をレベル4まで焦がした新樽での熟成を公表しています。ただし、アップルに使う原酒の樽や熟成年数は公表されていません。アップルの香味についてメーカーは「青リンゴが中心で、バニラとオークを伴う」と説明しており、樽を思わせる香りはあくまで脇役です。リンゴの香りは、青リンゴ風味のスピリッツと香料によるものです。果実を発酵・蒸留するアップルブランデーとは香りの成り立ちが違い、この違いが「香料っぽい」という印象につながると考えられます。
評価の分かれ目|飲み方と比べる相手
一言でまとめると、製品の設計から見て、ストレートで飲むかハイボールで飲むか、比べる相手がバーボンかチューハイかで評価が分かれやすくなります。
| 条件 | 好評になりやすい | 不評になりやすい |
|---|---|---|
| 飲み方 | 1:4のハイボール、よく冷やしたロック | ストレート、常温 |
| 比べる相手 | チューハイ、アップルハイボール缶 | 通常のバーボン |
| 期待する香り | 青リンゴの爽やかさ | 樽のバニラ、焦げ、ライ麦のスパイス |
| 甘さの好み | 甘い酒が好き、宅飲みでゆっくり飲む | 辛口が好き、食中にドライさを求める |
| 温度 | 冷えたグラスと強い炭酸 | 氷が溶けてぬるくなった状態 |
選び方の目安は次のとおりです。缶が気に入った人は、1:5程度から作り、物足りなければ1:4に濃くしてください。甘いと感じたらソーダをさらに増やすか、レモンを搾って酸味で甘さを引き締めます。バーボンの樽の香りを求める人には向きません。飲食店では、バーボンハイボールとは別に「甘口のアップルハイボール」としてメニューに載せ、比率を固定して出すと、注文した客の期待とのずれを防げます。
ウイスキー?リキュール?ラベル表示・度数・発売からの変化を一次情報で確認

日本では「リキュール」、米国向け製品は「フレーバードウイスキー」
国内で売られている瓶入りジムビーム アップルは、ラベルの品目が「リキュール」です。一方、米国のJim Beam公式サイトは、同じブランドの米国向け製品を、バーボンとアップルリキュールをブレンドしたフレーバードウイスキーとして説明しています。国内の商品情報は「ジムビームに青リンゴ風味のスピリッツを加えた商品」という説明で、米国公式サイト自身も市場によって製品が異なる旨を注記しています。日米の製品を同じ処方とみなす根拠はなく、米国向け製品の分類や香味説明を国内瓶に当てはめることはできません。
国内向けの原材料表示は「グレーン、モルト、糖類/香料、酸味料、カラメル色素」です。スラッシュの前が原材料、後が添加物を示します。酒税法第3条は、ウイスキー(第15号)とリキュール(第21号)を別の品目として定めています。リキュールの定義は「酒類と糖類その他の物品を原料とした酒類でエキス分が2度以上のもの」です。エキス分とは、アルコールと水以外に溶け込んでいる糖分などの量の目安のことです。一方、ウイスキーの定義にも、一定の条件のもとで香味料などを加えたものが含まれます。カラメル色素だけなら国内のウイスキーでも使われる例があります。つまり、糖類や香料の表示だけで品目が決まるわけではありません。国内での品目はリキュールで、酒税法上の分類にはエキス分2度以上などの要件があります。原材料表示から読み取れるのは、舌で感じる甘さが糖類に、青リンゴらしい風味が青リンゴ風味のスピリッツ・香料・酸味料に由来する、というところまでです。
米国の連邦規則では、フレーバードウイスキーを「ウイスキーに天然香料(糖類の添加も可)を加え、30%以上の度数で瓶詰めしたもの」と定めています。一方、バーボンと名乗るには水以外の添加が認められません。米国向け製品の表示を読むときは、「フレーバード」はバーボンとは別の分類だと押さえておくと、表示の違いに戸惑わずに済みます。
リンゴ樽熟成ではない。中身は「バーボン+青リンゴ風味スピリッツ」
サントリーは本品を「ジムビームに青リンゴ風味のスピリッツを加えた商品」と説明しています。バーボン原酒をリンゴの樽で熟成させたものではありません。Jim Beamが一般的なバーボン製法として公表する工程は、次のとおりです。まずトウモロコシ51%以上にライ麦と大麦麦芽を加えた原料を、二回蒸留します。二回目にはポットスチルに似た「ダブラー」を使います。そのうえで、内側をレベル4まで焦がしたアメリカンホワイトオークの新樽で熟成します。ただし、アップルに使う原酒の配合・樽・熟成年数と、青リンゴ風味スピリッツとの混合割合は公表されていません。上の仕様を、そのままアップルの原酒に当てはめることはできません。メーカーが示す香味は、青リンゴを主体にバニラとオークが伴うものです。一般的なバーボンでは、強く焦がした新樽から溶け出すバニリン(木材成分リグニンが分解してできるバニラ香)がバニラの香りの源になります。しかし本品は香料の内容も非公表のため、バニラの香りがどこまで樽に由来するのかは切り分けられません。リンゴの要素は、後から加えたスピリッツと香料が担っています。
35%と32%を時系列で整理する
2016年7月5日の国内発売時、度数は35%でした。現行の国内向け商品は700ml・32%です。古い通販ページやレビューに残る35%の表記を、いまの仕様だと受け取らないよう注意してください。購入時はラベルの度数表示で確かめるのが確実です。
この3ポイントの差は、実際の飲み方にも影響します。メーカーが案内する「アップル1:ソーダ4」のハイボールで計算すると、仕上がりの度数は32%なら約6.4%、35%なら約7%です(氷が溶ける分は除きます)。30mlのシングルに含まれる純アルコール量も、9.6mlと10.5mlで違います。店のレシピ表や原価表が35%のまま残っている場合は、見直しが必要です。
| 時点・商品 | 度数 | 容量 | 販売の形 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 瓶・2016年7月5日の国内発売時 | 35% | — | 発売当初の仕様 | 古いページの度数はこの時期のもの |
| 瓶・国内向けの現行品 | 32% | 700ml | 定番品 | 現行の目安は1,180円前後 |
| アップルハイボール缶・2025年7月22日の再発売 | 5% | 350ml | 期間限定(2026年9月時点で製造終了) | 当時の希望小売価格は税別178円 |
2025年発売分のアップルハイボール缶について、メーカーの商品ページには、2026年9月時点で「製造を終了しました」と記載されています。店頭在庫の有無は店舗によります。700ml瓶は現行の商品ページに掲載されており、缶が店頭から消えても瓶の終売を意味するわけではありません。缶に近い度数で飲みたい場合は、瓶を1:5〜1:6で割ると約5.3〜4.6%になります。ただし缶とは味の設計が別なので、あくまで度数を合わせる目安と考えてください。
公開情報で確認できないこと
- 熟成年数:未公表
- 冷却濾過の有無:未公表
- 受賞歴:未公表
- アップル固有の蒸留器の基数と形状:未公表
「○年熟成」「受賞」といった、公式情報にない表記を掲げる販売ページもあります。こうした表記は、根拠を確かめてから判断材料にしてください。
なぜ「甘い」「香料っぽい」と言われるのか|ベースのバーボンと後から加える要素に分けて読む
ジムビーム アップルの香味は二層に分けて考えると整理しやすい。ひとつはベースのバーボン「ジムビーム」から来る層、もうひとつは後から加える青リンゴ風味のスピリッツ・糖類・酸味料・香料から来る層だ。「甘い」「香料っぽい」という評判の多くは、後から加える層と度数の設計で説明できる。
ベースのジムビームが残す層|バニラとオーク
Jim Beamが一般的なバーボン製法として公表する工程(前節)のうち、香味との関係がわかりやすいのは、内側をレベル4まで焦がした(チャーした)新樽での熟成だ。チャーの熱で木材のリグニンが分解すると、バニリンなどバニラ系の香り成分ができる。ヘミセルロースが分解すると、キャラメルやトーストを思わせる甘い香りの成分ができる。これらが熟成中に原酒へ溶け出す。新樽には前の中身の影響がないため、この抽出が強く出る。一般的なバーボンのバニラやオークの香りは、こうした樽由来の成分から生まれる。ただし、アップルに使う原酒の樽や熟成年数、香料の内容は公表されていない。そのため、メーカーが示す「バニラとオーク」がどこまで樽由来かは確かめられない。
後から加える層|甘味・酸・香り
舌で感じる甘さの正体は、原材料にある糖類だ。樽由来のバニラやキャラメルは鼻で感じる「甘い香り」であり、実際に溶けた糖が舌に直接効く甘味とは別物である。この二つを区別すると、「甘すぎる」という声はバーボンの性格ではなく、リキュールとしての設計に向けられた評価だと分かる。カラメル色素は色調を整えるための着色料で、甘味づけの役割はない。
酸味料は、糖の甘さに酸をぶつけて青リンゴらしいキリッとした輪郭をつくる。酸がなければ、煮詰めたリンゴのような重さに寄りやすい。「香料っぽい」「接着剤のよう」という表現は、青リンゴ風味のスピリッツと香料による香りが、樽を思わせる香りより前に出たときに使われやすい。ただし香料の種類と濃度は公表されていないため、香料っぽいと感じる原因成分は特定できない。
度数32%が生む「飲みやすさ」と「甘さの残り」
度数32%は、一般的なバーボンの40%前後より低い。そのぶん鼻や舌を刺すアルコールの刺激が弱く、これが「飲みやすい」という評価につながる。一方、ストレートでは糖を薄めるものがなく、甘さを切るアルコールの辛さも少ない。そのため糖分が舌に残り、フィニッシュに甘さが長く続く。評価が「飲みやすい」と「甘すぎる」に割れるのは、同じ設計の表と裏だ。
メーカーが示す香味と、段階ごとの確かめ方
メーカーは本品の香味を、青リンゴを中心にバニラとオークを伴うものとして紹介している(サントリー商品情報)。ノージング(香りを取る段階)、パレット(口に含んだときの味)、フィニッシュ(余韻)のどこで何がどう現れるかは、温度やグラス、加水の有無で変わる。自分で確かめるなら、次項の方法で条件をそろえて比べるとよい。
気になる点別の対処と見極め方
- 甘さが気になる場合:ストレートは避け、メーカーが案内する「アップル1:ソーダ4」のハイボールにする。糖が薄まり、酸と炭酸で後味が切れる。それでも甘いと感じたら、ソーダ側を増やして調整する。
- 香料感が気になる場合:よく冷やしてロックで飲む。温度が下がると、揮発しやすい香り成分の立ち上がりが抑えられる。口のすぼまったテイスティンググラスは香りを集めてしまうので、口の広いタンブラーのほうが穏やかに感じられる。
- 素性を確かめたい場合:常温の少量をテイスティンググラスに注ぎ、青リンゴの奥にバニラが残るかを確認する。ベースのジムビームと並べて比べると、どこまでが樽の甘い香りで、どこからが糖と香料かを切り分けやすい。
- 店のメニューに採用する場合:評価が割れやすいのはストレートの甘さなので、1:4のハイボールを基本にしたほうが、甘さに敏感な客にも出しやすい。
評判が良い飲み方を数値で確認|ハイボール比率と仕上がり度数、缶との違い

メーカーが案内するハイボールの比率は、ジムビーム アップル1に対してソーダ4。32%の原酒を5倍に薄めるので、度数は約6.4%になり、缶の5%に近づきます。ただし甘さまで缶と同じになるとは限りません。仕上がり度数は「原酒の度数×原酒量÷全体量」で求められます。45mlにソーダ180mlを加えた場合は、32×45÷225=**約6.4%**です。
比率ごとの仕上がり度数と、缶の5%に寄せる割り方
| 比率(原酒:ソーダ) | 原酒45mlのときのソーダ量 | 全体量 | 仕上がり度数(計算値) | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 1:3 | 135ml | 180ml | 8.0% | 甘さとバーボンの香りをしっかり感じたい |
| 1:4(メーカー案内) | 180ml | 225ml | 6.4% | 初めて瓶で作る人、店の基準レシピにしたい人 |
| 1:5 | 225ml | 270ml | 約5.3% | 軽く飲みたい人、食中酒にしたい人 |
| 1:5.4 | 約243ml | 約288ml | 5.0% | 缶の度数にそろえたい人 |
「アップルハイボール」350ml缶の度数は5%です。これに合わせるなら、原酒1に対してソーダは約5.4倍になります。ただし45mlで作ると全体が約290mlになり、氷を入れたグラスには収まりません。原酒30mlにソーダ約160mlにすると、同じ5%で扱いやすい量になります。表の数値は氷が溶けた水を含まない計算値で、実際はステアや時間の経過で少し下がります。
また缶は、開けてすぐ飲めるように別に設計された製品(RTD)で、原材料表示も糖類の量も瓶とは別です。瓶の糖類の量は公表されていないため、度数をそろえても甘さや香りの出方まで同じになるとは限りません。缶の味に寄せたい場合は、次の手順で調整します。
- 1:5程度から作る。
- 缶が手元にあれば並べて飲み、甘さと青リンゴの香りの強さを比べる。
- 甘さや香りが物足りなければ1:4へ濃くし、濃く感じれば1:5.4へソーダを増やす。
なお、2025年発売分の缶は2026年9月時点でメーカー商品ページに製造終了と記載されています。缶の味を瓶で再現したい人には、この調整が役立ちます。
ハイボールにすると評価が上がる理由
- 糖の濃度が下がる:原材料表示に「糖類」とある以上、ストレートでは甘さが濃く舌に残ります。5倍に薄めると、甘さは単位量あたり5分の1になります。
- 冷やすと甘味を感じにくくなる:甘味は低い温度ほど弱く感じられます。氷で冷えたハイボールでは甘さの輪郭が穏やかになり、「甘すぎる」という不満が出にくくなります。
- 炭酸の刺激が酸味料のキレを引き立てる:炭酸ガスが溶けた水には、軽い酸味と舌を刺すような刺激があります。これが酸味料の酸と重なり、青リンゴらしい後口のシャープさがはっきりします。
炭酸を逃がさない提供の手順
- グラス・原酒・ソーダを冷やしておく。液温が高いと炭酸ガスが溶けにくく、注いだ時点で抜けてしまいます。
- 氷はグラスの縁までいっぱいに入れる。氷の量が多いほど液温が早く下がり、溶ける水も少なくて済みます。
- 原酒を注ぎ、氷と軽くなじませて冷やす。
- ソーダは氷に当てず、グラスの内側を伝わせて静かに注ぐ。氷の表面で泡が立つと、そのぶん炭酸が逃げます。
- バースプーンを底まで差し込み、縦に1回、軽く持ち上げる。ストローなどで少量味見して、上下で味にむらがあれば、同じ動作をもう一度だけ軽く加えます。回して混ぜると炭酸が抜けます。
ジンジャーエールで割るときの選び方
甘口のジンジャーエールを使うと、原酒の糖類に甘味料の甘さが重なり、デザートのような仕上がりになります。甘い味が好きな人には合いますが、2杯目以降は重く感じやすくなります。辛口は生姜の辛みと苦みが甘さを受け止め、青リンゴの酸と生姜の香りが立ちます。甘さが気になる人は辛口を選ぶか、炭酸水で割るのが無難です。店でメニュー化するなら、ソーダ割りを基本にし、ジンジャーエール割りは辛口で用意すると、甘さの苦情を避けやすくなります。
ロックとストレートは評価が割れやすい
ロックもメーカーが案内する飲み方ですが、薄まるのは氷が溶けた分だけです。32%の度数と糖類・香料がほぼ薄まらずに舌に届きます。メーカーが示すバニラやオークの香りは拾いやすくなる一方、甘さや香料感が気になる人には合いにくい飲み方です。甘いリキュールとして食後に少量楽しむなら向いています。缶のハイボールをきっかけに瓶を買った人は、まず1:4か1:5のハイボールから試してください。
価格とコスパ|希望小売価格・実売価格・1杯あたりの原価、店で扱うときの考え方
価格の整理(2026年9月時点)
メーカーの希望小売価格は700ml瓶で税別1,690円です。税込に換算すると1,859円になります。実売の例では、ビック酒販が税込1,270円、カクヤスが税込1,474円でした(いずれも2026年9月確認)。希望小売価格より500円以上安い例もありますが、販売価格は店や時期で変わります。購入前に 1,180円前後 で最新の価格を確認し、以下の計算は実際に買う価格に置き換えてください。「最安値」を比べるときは、税込同士で比べ、通販なら送料込みの総額で判断するのが確実です。
1杯あたりの原酒代
税込1,270円で買った場合、1mlあたりは約1.81円です。
- 1杯45ml:700mlから15杯(25mlが残る)。原酒代は1杯あたり約82円。1,474円で買った場合は約95円
- 1杯30ml:700mlから23杯。原酒代は1杯あたり約54円。1,474円で買った場合は約63円
上の金額は原酒だけの額で、ソーダ・氷・レモンの費用は含みません。メーカーが案内するハイボールの比率はアップル1に対してソーダ4です。この比率なら、45mlのときはソーダ180ml、30mlのときは120mlを使います。1本を飲み切るまでに必要なソーダはおよそ2.7〜2.8Lなので、500mlのペットボトルなら6本弱が目安です。
缶との比較は参考値にとどめる
2025年に出た「アップルハイボール」350ml缶は、度数5%、当時の希望小売価格は税別178円でした。缶1本に含まれるアルコール量(350ml×5%=17.5ml)を瓶でつくると、アップル約55mlが必要です。税別の希望小売価格どうしで比べると、原酒代は約132円で、これにソーダ代が加わります。ただし2025年発売分の缶は、2026年9月時点でメーカー商品ページに製造終了と記載されています。店頭在庫の有無は店舗によります。継続して飲むなら、瓶の価格を基準に考えるのが現実的です。
店で扱うとき:1杯を30mlにするか45mlにするか
1:4の比率を守れば、1杯を30mlにしても45mlにしても仕上がりの度数は約6.4%で変わりません。変わるのは1杯の量と原価です。次の表は、税込の仕入れ値から出した原酒代を、仮の売価(税込)で割った原酒代の売価比です。仕入れ値と売価はどちらも消費税10%込みでそろえているため、税抜同士で割っても比率は変わりません。ソーダ・氷・ガーニッシュ(飾りのレモンなど)・ロスは含まないため、店の原価率より低く出ます。実際の仕入れ値に置き換えて使ってください。
| 1杯の量(ソーダ) | 700mlからの杯数 | 原酒代(1,270円/1,474円で仕入れた場合) | 売価500円(税込)での原酒代の売価比 | 売価700円(税込)での原酒代の売価比 |
|---|---|---|---|---|
| 30ml(120ml) | 23杯 | 約54円/約63円 | 約11%/約13% | 約8%/約9% |
| 45ml(180ml) | 15杯 | 約82円/約95円 | 約16%/約19% | 約12%/約14% |
値付けに使う原価率は、これとは別に計算してください。手順は次のとおりです。
- 仕入れ値と売価の税区分をそろえる。
- 1杯あたりの原酒代に、ソーダ・氷・ガーニッシュの費用を加える。
- こぼれや注ぎ過ぎ、試飲などのロス分を上乗せする。
- その合計を売価で割る。
原酒代の売価比だけで値付けすると、原価を少なく見積もることになります。
- 30mlが向く店:8オンス前後(約240ml)のタンブラーで出す店。甘口を求める客は軽い1杯を好むことが多く、杯数も多くとれる
- 45mlが向く店:大きめのグラスで満足感を出したい店。原価は上がるが、「薄い」と言われにくい
- メニューの書き方:日本での品目はリキュールなので、「アップルリキュールのハイボール(ジムビーム アップル)」のように書くと、バーボンの味を期待した客とのずれを防げる
- 使い分け:バーボンの辛さが苦手な人への入口として置き、2杯目以降やバーボン好きの客には、ベースのジムビーム通常品や熟成感のあるバーボンを勧める
開栓後の保管
糖類を含むリキュールなので、注いだあとに瓶の口に残った液が乾くと、キャップの周りに糖分が固まりやすくなります。固まるとキャップが開けにくくなり、衛生面でも好ましくありません。
- 注いだら瓶の口とねじ山を、固く絞った布で拭き取る
- 店でポアラー(注ぎ口)を付ける場合は、営業後に外して洗い、キャップに戻す
- 瓶は立てて置き、直射日光と高温を避ける
- 残量が減るほど瓶の中の空気が増え、青リンゴの香りが薄れやすくなる。開けたときの香りと比べて弱くなったと感じる前に飲み切る
開栓後に何日もつかという具体的な日数は、メーカーが示す情報では確認できません。日数で決めるのではなく、香りの変化を見て判断してください。
評判から判断する|向いている人・向いていない人と、次に選ぶ一本

評判を踏まえると、判断の軸は**「後から加えた甘さと青リンゴの香りを受け入れられるか」と「割って飲むか」**の二つです。どちらも、糖類・香料・酸味料を加えた度数32%の設計から来ています。
向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| バーボンの辛さやアルコール感が苦手な人。メーカーが案内するアップル1:ソーダ4のハイボールなら、青リンゴの香りと甘さが先に立つ | 割らずに香味を追いたい人。主役は青リンゴの香りと甘さで、バニラやオークは脇役にとどまる |
| 缶のアップルハイボールを気に入った人。瓶なら濃さを自分で決められる | 糖類・香料・酸味料による風味が苦手な人。「甘すぎる」という購入者の声もある |
| 家で甘い炭酸割りを安く作りたい人、ハイボールメニューに甘い選択肢を一つ加えたい店 | 「ウイスキー」表示を求める人。同じブランドの米国向け製品はフレーバードウイスキーとして売られているが、国内品の品目はリキュール |
甘さを抑えたい場合と、ハニーとの比較
甘さを抑えたいなら、通常のジムビームでハイボールを作り、青リンゴの薄切りを添えます。甘さも香りも後から加えていない原酒に、皮の香りだけを重ねる方法です。リンゴは切ってすぐに入れると、変色と香りの抜けを抑えられます。比率と手順はジムビームのハイボール記事を参照してください。アップルと通常のジムビームを半量ずつ合わせて割る方法でも、甘さを段階的に下げられます。
同じフレーバー系で度数も32%の「ジムビーム ハニー」とは、甘さの量より質で比べるのが実用的です。アップルは酸味料が入るため、青リンゴの酸が甘さを締めます。蜂蜜系の甘さとの違いは、ジムビーム ハニーの記事で比較しています。
次に選ぶバーボンの基準
アップルのバニラやオークの香りは、ベースのバーボン側の要素です。ただし香料の内容が公表されていないため、どこまでが樽由来かは切り分けられません。次の一本は、トウモロコシの甘さ、焦がした新樽の香り、ライ麦のスパイス感のうち、どれを伸ばしたいかで選びます。
| 求めるもの | 選ぶ基準 | 候補と価格 |
|---|---|---|
| 甘さと軽さ | ハイボールにしても口当たりが柔らかく、辛さが出にくい | アーリータイムズ /エヴァンウィリアムズ ブラック 1,899円前後 |
| 樽の香り | ストレートや少量の加水で、バニラやキャラメルの厚みを追える | ウッドフォードリザーブ 3,798円前後 |
| ライ麦のスパイス感 | ライ麦の比率が高いレシピで、胡椒のような辛さが余韻に残る | オールドグランダッド 2,099円前後 |
最初は、アップルと同じ1:4のハイボールで比べます。甘さがない分、樽とライ麦の香りの違いがはっきり分かります。慣れてきたら、ストレートに少量の水を加えて香りの開き方を確かめてください。
手土産・宅飲みでの判断
希望小売価格は税別1,690円(実売価格は1,180円前後)で、甘く飲みやすいため、宅飲みへの差し入れには選びやすい一本です。炭酸水を一緒に持っていけば、その場ですぐハイボールにできます。一方、ウイスキー好きへの贈り物には向きにくく、その場合は上の表から樽の香りやライ麦のスパイス感で選ぶほうが確実です。
よくある質問
- ウイスキーですか? 日本での瓶入り商品の品目はリキュールです。サントリーは、ジムビームに青リンゴ風味のスピリッツを加えた商品と説明しています。
- 度数は何%ですか? 国内向けの現行商品は32%です。2016年の発売時は35%だったため、古い販売ページの表記には注意してください。
- 缶は今も買えますか? 2025年7月22日に期間限定で再発売された350ml缶(5%)は、2026年9月時点でメーカー商品ページに製造終了と記載されています。店頭在庫の有無は店舗によります。700ml瓶はメーカーの現行商品ページに掲載されています。
- 開栓後どれくらいもちますか? 腐敗しにくい度数ですが、青リンゴの香りは開栓後に少しずつ弱まります。キャップを固く締め、高温と直射日光を避けて立てて保管し、香りが残っているうちに飲み切ってください。
- ハニーとどちらが甘いですか? 糖類の量はどちらも公表されていないため、数値では比べられません。アップルは酸味料によって後味が軽く感じられます。
よくある質問
ジムビーム アップルは甘すぎますか?
購入者レビューには、甘さの強さを指摘する声があります。甘さの源は原材料の糖類で、ストレートやロックではほとんど薄まらずに舌に届きます。甘さを抑えたいなら、メーカーが案内する1:4のハイボールから始めてください。まだ甘ければ1:5にソーダを増やすか、レモンを搾って酸味で引き締めます。
ジムビーム アップルはロックとハイボールどちらがおすすめですか?
ロックで薄まるのは氷が溶けた分だけなので、32%の度数と甘さがほぼそのまま届きます。甘いリキュールとして食後に少量飲むのに向きます。ハイボールは1:4で計算上約6.4%まで下がり、酸と炭酸で後味が切れるため、食中や暑い季節、甘さを抑えたい人に向きます。ストレートでも飲めますが、甘さとアルコールをいちばん直接感じる飲み方です。
ジムビーム アップルはお酒が苦手な人でも飲めますか?
アップルの香りと甘みがあるため、アルコールの刺激が苦手な人には飲みやすく感じられる場合があります。ただし現行品のアルコール度数は32%で、酒に弱い人向けとはいえません。メーカーが案内する1:4のハイボールでも計算上約6.4%で、一般的なビール(5%前後)より高くなります。飲みやすさとアルコールへの強さは別と考え、量を決めて、水を挟みながら少しずつ飲んでください。
ジムビーム アップルはどんな料理や食事に合いますか?
甘くフルーティーな味わいのため、チーズやナッツなどのおつまみのほか、デザート感覚でバニラアイスにかけて楽しむ人もいます。ハイボールにすれば脂っこい揚げ物や焼き肉など食中酒としても相性が良いと評判です。
この記事で紹介した銘柄
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 妊娠中・授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります。 お酒は適量を楽しみ、飲酒運転は絶対におやめください。