ジムビームの値段|700mlの希望小売価格と容量別・種類別の相場
ジムビーム700mlの希望小売価格は1,690円(税別・税込1,859円)。2023年改定の経緯、通販で最安値を比べる際の送料や税表示の注意点、200ml〜4Lの容量別、ブラックやライなど種類別の相場まで整理します。
本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。 掲載している商品の価格・在庫は変動するため、最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
ジムビーム700mlの値段|メーカー希望小売価格と店頭・通販の売価
定番のジムビーム(ホワイトラベル、700ml)のメーカー希望小売価格は、**2023年3月1日出荷分から1,690円(税別)**です。改定前は1,540円(税別)でした。150円、約9.7%の引き上げで、メーカーはトウモロコシなどの原料価格と輸送費の高騰を理由に挙げています。酒類の消費税は10%なので、税込に換算すると1,859円です。
この1,690円は2023年3月改定時点の価格です。サントリーが2026年4月1日出荷分から実施した値上げにジムビームが含まれるかは確認できていません(2026年10月確認)。対象かどうかの確かめ方は『値段の推移』の章にまとめています。仕入れや値付けの前には、メーカーの最新の価格案内を確認してください。なお、2026年の蒸溜停止と価格の関係も『値段の推移』の章で説明しています。
店頭・通販の売価は店ごとに決まる
メーカー希望小売価格は、販売店の売価を縛るものではありません。量販店、スーパー、通販の売価はそれぞれの店が決めるため、希望小売価格と値札の金額が一致しないのは普通のことです。確認時点の700mlの売価の参考値は1,180円前後(2026年10月10日時点)です。価格表示は日々変わるため、あくまで目安として使ってください。
通販で「最安値」を比べるときの確認点
- 税別と税込の混在:同じ一覧に税別と税込の表示が並ぶことがあります。税別1,690円は税込1,859円です。比べる前にどちらかへそろえます
- 送料:本体が安くても、送料を足すと順位が逆転します。1本だけ買うなら「本体+送料」の支払額で比べます
- まとめ買い:ケース単位の販売は、送料込みの総額を本数で割った1本あたりの単価で比べます
- 極端に安い表示:まず出品者(販売元)がどこかを確認します。次に容量が700mlかどうかを見ます。2,700mlや缶のハイボールが同じ検索結果に混ざりやすいためです。並行輸入品かどうかも確認します。並行輸入品は、ラベルや容量の表記が国内の正規品と異なる場合があります
- 同じ名前の別商品:〈ブラック〉(7年以上熟成・45%)など、上位の商品も「ジムビーム」の検索で一緒に表示されます。定番品は4年熟成・40%です。商品名と度数で見分けます
- 旧デザインのボトル:2022年12月中旬からパッケージが新しくなりましたが、中身の味わいは変わっていません。デザインの新旧で価格差があっても、品質の差ではありません
バーで1杯あたりの原価を出す方法
1杯あたりの原価と売価の出し方は、『目的別の買い方と値付け』の章の「店で出す場合」にまとめています。
容量別・種類別の値段|200mlから4L、ブラック・プレミアム・ライ・缶の比較

定番のジムビーム(ホワイトラベル)は、内側を焦がした新しいオーク樽で4年熟成した40%の原酒です。容量は200ml、700ml、1000ml、1750ml、2700ml、4000mlの6種類があり、中身はどれも同じです。そのため、容量を選ぶときに比べるのは「1mlあたりの値段」と「開栓してから飲み切るまでの期間」の2点になります。
容量別の値段と30mlあたりの換算
現行の希望小売価格をこの記事で示せるのは、700mlの1,690円(税別、2023年3月改定)です。1mlあたり約2.41円、シングル1杯(30ml)あたり約72円になります。
容量どうしの割安さの目安としては、700mlと2700mlの希望小売価格が同じ時点でそろう、2022年11月のリニューアル時の数値があります。700mlが約1,540円、2700mlが約4,850円(いずれも税別)で、1mlあたりは約2.20円と約1.80円、2700mlのほうが約18%割安でした。30mlあたりでは約66円と約54円です。ただし改定前の価格どうしの比較なので、今の買い物では下の表の売価で比べてください。売価が分かったら、売価÷容量で1mlあたりを出し、その30倍で30mlあたりを出すと、容量をまたいで比べられます。
| 容量 | 売価参考(2026年10月確認) |
|---|---|
| 200ml | 1,180円前後(2026年10月10日時点) |
| 700ml | 1,180円前後(2026年10月10日時点) |
| 1000ml | 1,180円前後(2026年10月10日時点) |
| 1750ml | 1,180円前後(2026年10月10日時点) |
| 2700ml | 1,180円前後(2026年10月10日時点) |
| 4000ml | 1,180円前後(2026年10月10日時点) |
大容量品は割安ですが、開栓後は飲み進めるほど容器内の空気の割合が増え、香りの揮発と酸化が進みます。容量の選び方は、『目的別の買い方と値付け』の章の「家で飲む場合」を参照してください。
〈ブラック〉・プレミアム・ライの値段と違い
ジムビーム〈ブラック〉は2025年3月11日の発売です。700ml、45%で、7年以上熟成させた原酒を使っています。参考小売価格は3,080円(税抜)で、30mlあたり約132円になります。定番品と比べると、熟成は3年以上長く、度数は5度(5ポイント)高くなります。香味の違いと、ハイボールへの向き不向きは『なぜ安いのか』の章で説明しています。
ジムビーム プレミアムは2014年4月1日に発売された日本限定品です。700ml、40%、5年熟成で、炭で濾過した軽い口当たりが特徴です。希望小売価格は発売時に2,000円(税別)で、30mlあたりでは約86円です。販売が続いているかはメーカーの商品案内で確かめ、見かけたらその店の売価で判断してください。
ライの売価の参考値は1,180円前後(2026年10月10日時点)です。定番品とは別の商品なので、ラベルの度数と表記を確かめてから買ってください。フレーバー系の売価の参考値は、アップルが1,180円前後(2026年10月10日時点)、ハニーが1,180円前後(2026年10月10日時点)、ピーチが1,180円前後(2026年10月10日時点)です。種類ごとの詳しい違いはフレーバー系の記事にまとめています。
ハイボール缶などの缶製品
缶製品はボトルと価格の前提が違うため、別に扱います。〈コーラ〉缶と〈メロンソーダ〉缶の情報はサントリーのニュースリリースに記載されたもので、リリースの内容は確かめきれていません。参考として見てください。
| 商品 | 容量 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ジムビーム ハイボール缶 | 350ml | 1,180円前後(2026年10月10日時点)(売価参考) | 通年品 |
| 〈コーラ〉缶 | 350ml | 178円(税別、リリース記載) | 2026年4月14日発売の期間限定 |
| 〈メロンソーダ〉缶 | 350ml | 178円(税別、リリース記載) | 2026年7月21日発売の期間限定 |
ジムビームの値段の推移|2022年のリニューアルから2023年の値上げ、2026年の状況
ジムビームのメーカー希望小売価格は、2022年12月のリニューアルでは変わらず、翌2023年3月に一度改定されました。2026年4月のサントリーの一斉値上げについては、ジムビームが対象かどうかの確かめ方を下の節にまとめています。下の表は、価格に関わる出来事と、価格に関係しない出来事を時系列で分けたものです。
| 時期 | 出来事 | 瓶の中身・価格への影響 |
|---|---|---|
| 2014年 | サントリーがビーム社を買収 | 所有会社の変更 |
| 2022年12月中旬 | ボトルのパッケージを刷新。同じ時期にハイボール缶の味わいを改良 | 瓶の中身は変更なし。希望小売価格も据え置き |
| 2023年3月1日出荷分 | 希望小売価格を改定 | 700mlの改定額は冒頭の章を参照 |
| 2024年5月 | ビーム サントリーがサントリーグローバルスピリッツへ社名を変更 | 社名の変更のみ |
| 2025年11月 | 2026年4月1日出荷分からの値上げを発表 | 発表の主な例にジムビームの記載なし。確かめ方は下の節を参照 |
| 2026年1月1日〜12月31日 | クレアモント蒸溜所で蒸溜を一時停止 | 終売・値上げ・品薄の発表なし |
2022年のリニューアルで変わったのは瓶の見た目、缶は中身
2022年12月中旬に、ボトルのデザインが新しくなりました。ブランドの色として白を広く使い、ロゴを刷新し、金色を目立たせています。ボトルの中身の味わいは変わっていません。一方、同じ時期にハイボール缶は味わいを改良しています。「リニューアルで味が変わった」という話は缶には当てはまりますが、瓶には当てはまりません。
2023年3月の値上げとトウモロコシ相場
2023年の値上げについて、サントリーはトウモロコシなどの原料価格と輸送費の高騰を理由に挙げています。バーボンは米国の規則で、仕込みに使う穀物(マッシュ)の51%以上をトウモロコシにすると定められています。主原料のトウモロコシが規則上51%以上を占めるため、トウモロコシの相場が上がると原価が上がりやすい構造です。ジムビームの穀物の配合については『なぜ安いのか』の章で説明しています。大麦麦芽が主原料のモルトウイスキーとは、影響を受ける穀物相場が違います。
2026年4月の値上げの対象かを確かめる手順
サントリーは2025年11月に、2026年4月1日出荷分から39ブランド187品目を2〜20%値上げすると発表しました。例として、山崎NVが7,000円から7,500円(税別)になっています。発表の主な例にジムビームは載っていませんが、主な例に載っていないことは、対象外であることを意味しません。
- サントリーが発表した価格改定のお知らせで、対象品目の一覧に「ジムビーム」の品名と容量(700ml、2700mlなど)があるかを確認する
- メーカーの商品案内に載っている希望小売価格と、その価格がいつ時点のものかを確認する
- 酒販店・バーは、取引先の酒類卸から2026年4月出荷分以降の価格表を取り寄せ、仕入れ値を確認する。仕入れ値が変わっていれば、『目的別の買い方と値付け』の章の「店で出す場合」の手順で1杯あたりの原価を計算し直す
- 海外の知人への案内や贈り物の予算に使う場合は、確認した日付を添えて「日本での希望小売価格」として伝える。海外の売価は国ごとに異なる
2026年の蒸溜停止は終売や品薄の合図ではない
ジムビームは、主力であるケンタッキー州クレアモントの蒸溜所での蒸溜を、2026年1月1日から12月31日まで止めています。会社が挙げた理由は「消費者の需要に合わせた生産量の見直し」と「設備への投資」です。背景には、アメリカのウイスキー生産量の減少、ケンタッキー州の在庫が過去最多になっていること、関税などによる輸出の不振があります。
止まっているのは蒸溜の工程だけです。クレアモントの瓶詰めと熟成庫、ビジターセンター、併設の小規模蒸溜所(The Fred B. Noe Distillery)、ボストン(ケンタッキー州)のBooker Noe蒸溜所は動いています。定番品は4年熟成なので、2026年に店に並ぶ瓶の中身は、それより前に蒸溜して熟成庫で寝かせた原酒です。この停止で終売・値上げ・品薄になるとは発表されていません。「ジムビーム 終売」「生産停止」で見かける話の多くは、この蒸溜の一時停止を指しています。
ジムビームはなぜ安いのか|原料・新樽・4年熟成から見る価格の仕組み

定番のジムビームが1,700円前後(2023年3月改定時点の希望小売価格、税別)で売られている理由は、一つではありません。バーボンの規則で新樽を毎回使うぶん樽の費用はかかりますが、4年という短い熟成、連続式の蒸溜による処理量あたりの低いコスト、世界で最も多く売れているバーボンの一つとしての生産規模、熟成を終えた樽の売却による樽代の回収が重なり、原価を抑えています。
新樽は一度しか使えない|スコッチとのコスト構造の違い
バーボンは米国の連邦規則で、内側を焦がした新しいオーク容器で熟成させると決まっています。同じ樽をバーボンの熟成に二度使うことはできません。一方、スコッチの規則(SWR 2009)が求めるのは「容量700L以下のオーク樽で最低3年」の熟成で、新樽である必要はありません。スコッチでは、バーボンを払い出した後の樽をファーストフィル(スコッチに初めて使う樽)からリフィル(再使用の樽)まで何度も使い回すのが一般的です。つまりバーボンは、毎回樽を新しく買うぶんのコストを負担し、そのかわりに熟成年数の短さで全体の原価を抑える構造です。
連続式蒸溜・生産規模・樽の売却で原価が下がる仕組み
米国の大手バーボン蒸溜所では、ビアスチル(発酵を終えたもろみ=ビアを連続して送り込む塔型の蒸溜器)で1回目の蒸溜をし、続けてダブラー(2回目の蒸溜で度数を上げ、香味を整える単式の蒸溜器)に通す2段の方式が一般的です。もろみを止めずに流し続けられるため、ポットスチルで1回ずつ仕込んで初溜と再溜を繰り返す単式蒸溜のモルトウイスキーと比べて、処理量あたりの手間と燃料が少なく済みます。
生産規模の大きさも原価に効きます。仕込み、発酵、蒸溜、瓶詰めの設備や人件費は、造る量が多いほど1本あたりの負担が小さくなります。ジムビームは世界で最も多く売れているバーボンの一つで、この規模の経済が働きやすい銘柄です。
さらに、熟成を終えて払い出した樽は中古樽として売却され、スコッチのファーストフィル樽などとして使われます。新樽の購入費は、この売却で一部を回収できます。前の節で見た「新樽を毎回買う負担」は、売却によって実質的に軽くなっています。
チャーした新樽が4年で甘い香りを生む理由
チャー(樽の内側を火で焦がす処理)をすると、表面に炭の層ができます。その下には、熱で木材の成分が分解された層ができます。この層でヘミセルロースが分解されてキャラメルやトーストのような香りのもとになり、リグニンが分解されてバニリンなどのバニラ香のもとになります。ココナッツ様の香りはオーク材に含まれるウイスキーラクトンによるものです。新樽ではこれらの成分がまだ溶け出しきっていないため、数年で原酒に強く移ります。炭の層には、未熟な原酒に残る硫黄系の重い香りを吸着する働きもあります。ケンタッキーの熟成庫は夏と冬の寒暖差が大きく、原酒が木に染み込んでは戻る動きが繰り返されます。このため、4年という熟成期間でも甘さと樽香がまとまります。
マッシュビルとライ麦が香りに与える影響
マッシュビル(原料の穀物の配合)はコーン・ライ麦・大麦麦芽の3種類で、ジムビームは商品によって2種類の配合を使い分けています。比率は公表を確認できていません。一般に、コーンの比率が高いほど甘く丸い味わいになります。ライ麦が増えると、黒コショウやクローブのようなスパイス感と、乾いた後味が強まります。ハイボールにしたとき、炭酸の刺激の中でも輪郭が残るのは、ライ由来のスパイス感です。
〈ブラック〉が2倍近い価格になる理由の分解
| 要因 | 定番品 | 〈ブラック〉 | 価格への効き方 |
|---|---|---|---|
| 熟成年数 | 4年 | 7年以上 | エンジェルズシェア(熟成中に蒸発して失われる原酒)が年数ぶん積み上がり、樽1つから取れる量が減る |
| 在庫期間 | 4年 | 7年以上 | 樽を寝かせる熟成庫の場所代と、売れるまで眠っている資金のコストが年数に比例して増える |
| 度数 | 40% | 45% | 1本に含まれるアルコール量が12.5%増え、使う原酒の量も増える |
| 価格 | 1,690円(税別、2023年3月改定) | 3,080円(税抜、参考小売価格) | 約1.8倍 |
ただし、熟成年数が長ければ誰にとっても良いとは限りません。〈ブラック〉は定番品より熟成が3年以上長いため、焦がした新樽からバニリンなどの甘い香りの成分だけでなく、タンニン(木の渋み成分)も多く溶け出しています。度数が5度(5ポイント)高いぶん、ソーダで割っても香味の骨格は残りやすい一方、冷やして炭酸で割ると甘さは感じにくくなり、渋みと苦みは目立ちやすくなります。使い分けの目安は次のとおりです。
- 毎日のハイボール、レモンを搾る飲み方:定番品。軽さと甘さが割り材と合う
- ストレート、ロック、少量の加水:〈ブラック〉。度数の高さと樽香を生かせる
- 〈ブラック〉をハイボールにする場合:割り方の記事で示す基準比率より、ソーダを1段階多めにして最初から作る。作ったあとにソーダを足すと、炭酸が抜けて温度も上がる
- バーの値付け:〈ブラック〉は30mlあたりの原価が定番品の倍近くになるため、ハイボールの標準酒ではなく、指名で注文される1杯として別の価格を付ける
公表を確認できていない製造工程
米国の規則では、バーボンに着色料を加えることは認められていません。瓶の中の色は、焦がした新樽から溶け出した成分によるものです。冷却濾過(低温で濾過し、冷えたときに濁る成分を取り除く処理)の有無は、メーカーの公表内容を確認できていません。価格の安さを冷却濾過の有無で説明する根拠はありません。根拠をもって言える価格の理由は、短い熟成、連続式の蒸溜と生産規模、払い出した樽の売却、40%という度数です。
目的別の買い方と値付け|家飲み・店の1杯・贈り物でどれを選ぶか
家で飲む場合|週の杯数で700mlか大容量かを決める
700mlは、700÷30でシングル(30ml)約23杯取れます。容量は、開栓してから約3か月(13週)以内に飲み切れるかで決めます。容量(ml)÷30で杯数を出し、それを週に飲む杯数で割ると、飲み切るまでの週数になります。
- 週3杯(シングル):1000mlまで。700mlなら約8週、1000mlなら約11週で飲み切る
- 毎日シングル1杯(週7杯):2700mlまで。2700mlは約90杯で約13週
- 毎日ダブル(60ml)1杯(シングル換算で週14杯):4000mlまで。4000mlは約133杯で約9週半
残りが減るほど瓶の中の空気が増え、エステル(果実のような香りの成分)などの軽い香りから先に抜けていきます。
- 立てて置く:横に寝かせると、40%のアルコールが栓の内側のパッキンに触れ続け、劣化や液漏れの原因になる
- 直射日光と高温を避ける:光と熱は香りの揮発と変質を早める。コンロ脇や窓際ではなく、床に近い冷暗所に置く
- 詰め替える場合:大容量の残りが半分を切ったら、空いた700ml瓶に移して空気に触れる量を減らす。移す先の瓶は洗ったあと完全に乾かす。水滴が残ると度数が下がり、香りがぼやける。古い残りに継ぎ足さず、移した日付を瓶に書く
ハイボールや水割りの比率は、割り方の記事にまとめています。
店で出す場合|原価から売価までの計算手順
700mlはシングル(30ml)で約23杯取れますが、注ぎこぼれやテイスティングのロスを見込んで1本22杯として計算します。ここでは仕入れ値を仮に1,500円(税別)とします。飲食店の仕入れは酒類卸からの業務用価格なので、希望小売価格ではなく自店の仕入れ値を使ってください。仕入れと原価は税別でそろえ、メニューの総額表示(税込)は最後に消費税を乗せて丸めます。ソーダ、氷、レモンの金額も、計算を見せるための仮の数字です。
- 酒代を出す:1,500円÷22杯=約68円(シングル)。ダブルはロスを見込んで1本11杯とし、約136円
- 副材料を足す:ソーダ1杯分30円、氷10円、カットレモン15円とすると、1杯あたり計55円
- 1杯の原価:シングル約123円、ダブル約191円(いずれも税別)
- 原価率で割る:原価率を25%に置くと、税別の売価はシングル約490円、ダブル約760円
- 総額表示に直す:消費税10%を乗せ、シングル約540円、ダブル約840円。端数は店の価格帯に合わせて丸める
- 4000mlで仕入れる場合:税別の仕入れ値÷約130杯(ロス込み)で酒代を出し、同じ手順で計算する。カウンターには700ml瓶に小分けして置き、大容量の容器は冷暗所で保管する
メニューには量をmlで書きます。「ジムビーム ハイボール(30ml)」と表示し、ダブルは「濃いめ(60ml)+◯円」のように差額で示すと、注文時に量の行き違いが起きにくくなります。「濃いめ」とだけ書くと、量を増やすのかソーダを減らすのかが客に伝わりません。
贈り物や海外の知人に渡す場合
定番のジムビームは世界で広く流通している銘柄なので、相手の国でも手に入りやすいことが多い商品です。日本で買う意味がある選び方は次のとおりです。
- ジムビーム プレミアム:2014年に日本限定品として発売された5年熟成の700ml。店頭で見つけたときの選択肢と考える
- 〈ブラック〉:参考小売価格3,080円(税抜)。化粧箱が付くかどうかは店で確かめる。贈答用の包装を頼むなら、箱の有無で仕上がりが変わる
- 日本の正規品:裏ラベルに輸入者名などの日本語の表示が入る。日本で買った品であることが相手に伝わる
- 海外へ持ち出す場合:酒類の免税範囲や機内持ち込みの制限は国と航空会社ごとに違うため、出発前に確かめる
似た価格帯のバーボンと比べる観点
売価が近いバーボンは、値段ではなく熟成の表記、度数、香りの方向性で比べます。ストレートバーボンは2年以上の熟成が条件で、4年未満のものは熟成年数の表示が義務付けられています。年数表記がなく「Straight Bourbon」とあれば4年以上の熟成です。度数が高いほどハイボールにしても香りが残り、ライ麦の比率が高い銘柄ほどスパイス感が強まります。他銘柄の熟成と度数は国内流通品で異なることがあるため、ラベルで確かめてください。
| 銘柄 | 熟成の表記 | 度数 | 香りの確かめどころ | 売価参考(2026年10月確認) |
|---|---|---|---|---|
| ジムビーム(定番) | 4年 | 40% | コーン由来の甘さと軽さ | 1,180円前後(2026年10月10日時点) |
| アーリータイムズ | 国内流通品のラベルで確認 | 国内流通品のラベルで確認 | 甘さの強さと後味の軽さ。国内流通品がバーボン表記かどうかもラベルで確かめる | — |
| エヴァンウィリアムズ ブラック | 国内流通品のラベルで確認 | 43% | 樽由来のバニラ香の濃さ | 1,899円前後(2026年10月10日時点) |
| オールドグランダッド | 国内流通品のラベルで確認 | 国内流通品のラベルで確認 | ライ麦由来のスパイス感。ジムビームと同じビーム系の蒸溜所で造る、ライ麦比率の高い配合 | 36,600円前後(2026年10月10日時点) |
比べるときは、同じ量のソーダで割ったハイボールと、少量の加水の2通りで飲みます。ソーダで割ると甘さが引き、ライ麦のスパイス感と樽の渋みが表に出ます。家飲みや店の標準のハイボールなら、割っても輪郭が崩れない銘柄を選んでください。
よくある質問

店によって値段が数百円違うのはなぜですか?
メーカー希望小売価格は販売店の売価を縛らないため、各店が仕入れの条件、販売量、集客用の目玉商品にするかどうかなどで売価を決めています。通販ではさらに送料やポイント還元の扱いが加わります。比べるときは、税込・送料込みの支払額にそろえてから見てください。
希望小売価格より安く売られているのは怪しくないですか?
量販店やスーパー、ディスカウントストアの売価が希望小売価格を下回るのは珍しいことではありません。注意したいのは、出品者がはっきりしない、容量が700mlではない、並行輸入品である、といったケースです。国内の正規品は、裏ラベルに輸入者名などの日本語の表示が入っています。安さそのものではなく、これらの表示で見分けてください。
また値上げされる予定はありますか?
2026年4月出荷分からの値上げでジムビームが対象かどうかの確かめ方は、『値段の推移』の章にまとめています。この値上げは2025年11月に発表されており、出荷の約5か月前に告知されています。今後の改定も、サントリーの価格改定のお知らせで確かめてください。2026年の蒸溜の一時停止について、値上げにつながるという発表はありません。
200mlと700mlはどちらが得ですか?
同じ銘柄では、容量が大きいほど1mlあたりの値段が下がるのが一般的です。700mlは200mlの3.5本分なので、200mlの売価×3.5と700mlの売価を比べると、どちらが得かすぐに分かります。200mlは、味を試したいときや持ち運び用に向いています。
ジムビームを冷凍庫で冷やしておいても大丈夫ですか?
アルコール度数40%の原酒は、家庭用冷凍庫の温度では凍りません。ハイボール用に冷やしておくのは実用的で、原酒が冷えていると氷が溶けにくく、炭酸も抜けにくくなります。一方、低温では香りが立ちにくくなり、甘さも感じにくくなります。ストレートやロックで香りを楽しむなら、常温で保管した瓶から注いでください。
出典・参考にした情報
- ビジネス+IT(確認日 2026-10-09)
- グルメ Watch(確認日 2026-10-09)
- 日本食糧新聞(確認日 2026-10-09)
- WHISKY Magazine Japan(確認日 2026-10-09)
- The Spirits Business(確認日 2026-10-09)
この記事で紹介した銘柄
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 妊娠中・授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります。 お酒は適量を楽しみ、飲酒運転は絶対におやめください。